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海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

今回は、海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみで作られた有名ボールペンブランド『jetstream(ジェットストリーム)』についてです。

■この記事のまとめ
・『jetstream(ジェットストリーム)』は三菱鉛筆が提供する、日本で最も有名なボールペンブランドの1つ。
・三菱鉛筆では、2022年7月11日から、海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズの空ケースからリサイクルした「ジェットストリーム 海洋プラスチック単色タイプ」を受注開始した。
・「ジェットストリーム 海洋プラスチック単色タイプ」は文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」の認定を取得した商品で、環境に配慮したノベルティ専用商品としての販売を予定している。



海洋プラスチックごみを使ったジェットストリームの画像

■年間1億本も販売される言わずと知れた有名ボールペン『jetstream(ジェットストリーム)』

今回は、日本人のほとんどが使ったことがあるであろう超有名ボールペン『jetstream(ジェットストリーム)』の海洋保全の取り組みについてです。

『jetstream(ジェットストリーム)』は三菱鉛筆が製造・販売を行っているボールペンで、年間1億本も販売されると言われています。
1本100円としても100億円の売り上げ…すごいですね。

従来のボールペンと比べて摩擦の強さが30%から50%に軽減されていることから、あの滑らかな書き味が実現出来ているらしく、学生などの文字を大量に書く必要がある人から強い支持を得ています。

そんな『jetstream(ジェットストリーム)』ですが、今年2022年7月11日に、海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみをリサイクルした『ジェットストリーム 海洋プラスチック』の受注を開始しました。

■『ジェットストリーム 海洋プラスチック』は文具として初のエコマーク認定を取得

『ジェットストリーム 海洋プラスチック』は、海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみから作られた再生樹脂(リサイクル素材)がほぼ100%使われたボールペンです。

そして、こうした再生素材を使って作られたことで、文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」で認定を取得したボールペンでもあります。




海洋プラスチックごみを使ったジェットストリームのリサイクル過程


色合いとしては穏やかな海をイメージしたマットなライトブルーを採用したり、クリップ部分のデザインでは再生のイメージがある「メビウスの輪」を取り入れるなど、手に取った人が環境保全に関心を持つきっかけになるように作られているそうで、ノベルティ専用商品として受注を開始しました。

普段から使うことが多い『jetstream(ジェットストリーム)』ですが、海洋プラスチックごみやコンタクトレンズケースのごみを使うことで、特別な価値が付加されています。

自然環境や海洋保全に配慮しているというアピールは、SDGsへの関心が強い昨今の日本では大きな価値になりそうなので、色んな企業がノベルティとして採用しそうですね。


■最後に

今回は海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみで作られた有名ボールペンブランド『jetstream(ジェットストリーム)』について書きました。



個人的にはライトブルーのデザインがかなり好みなので、普通に欲しいと思っちゃいました笑

今度展示会などに行くときには、この『jetstream(ジェットストリーム)』がノベルティとして配られてないか探しちゃいそうです笑