海洋保全や海洋汚染の現状・対策についての備忘録

自分の勉強と備忘録を兼ねて、海洋汚染・海洋汚染に関してのブログを始めることにした、関西圏で暮らす32歳です。 プラスチック製品メーカー様をお客様にしていて、海外とのやり取りをしているため、英語が得意です。 自分の関わるプラスチックの業界が海洋汚染に大きく影響していることを知って、更には自分の大好きな海鮮や日本酒にも影響があるらしいと聞いてブログを立ち上げました。 基本的に海洋保全や海洋汚染の現状、対策、企業や個人の活動について調べて書いていきます。

    海洋保全や海洋汚染の現状について学び、対策についても勉強するブログです。プラスチックごみがもたらす影響などの話題が多いかも。

    法人

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回はアップサイクルブランドである『TRUE BLUE』が取り組む、利益を全て海洋保全活動へ還元する=BTO(100% Back To the Ocean)のワインについて書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』は、「海から始まる世界平和」をテーマに、特定非営利活動法人オンザロードが運営するワールド・ドリーム・スクールが立ち上げたアップサイクルブランド。
    ・ブランドの立ち上げに伴い、利益を全て海洋保全活動へ還元する=BTO(100% Back To the Ocean バックトゥジオーシャン)の、「飲めば飲むほど海が綺麗になる」ワインの販売を開始。
    ・『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』は2022年10月16日までの間、クラウドファンディングで初期費用や運営費の一部を募る。

    海洋保全に利益を全額使うBTOワインのイメージ

    ■「海から始まる世界平和」がテーマのアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』が海洋プラスチックごみをアートや雑貨に生まれ変わらせる

    今回紹介するのは、「海から始まる世界平和」がテーマのアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』の海洋保全の取り組みについてです。

    『TRUE BLUE』では沖縄・古宇利島に2022年10月に拠点となる工房をオープンし、海で回収した海洋プラスチックごみを素材にしたアート作品や生活雑貨等を制作・販売していくとのこと。



    海洋プラスチックごみを使ったアートをの製作体験のワークショップも実施予定で、子どもから大人までが誰でも気軽に楽しめるイベントや旅行なども企画していくそうなので、沖縄に行く際の体験型アクティビティの選択肢の1つとして魅力的になりそうです。

    海洋プラスチックごみを使った具体的な商品としてはアクセサリー、ランプ、サーフィングッズ、おもちゃなどが購入可能らしいので、沖縄に行き慣れた方の目新しいお土産の選択肢としても良いかもしれませんね。

    そんなアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』ですが、今回特に紹介したい取り組みが、ブランド立ち上げに合わせて発売されたBTOワインについてです。

    ■飲めば飲むほど海が綺麗になるワインとしてBTOのワインを発売

    BTOとは『100% Back To the Ocean(バックトゥジオーシャン)』の略で、利益を全額海洋保全活動に還元するという意味とのこと。

    つまり「飲めば飲むほど海が綺麗になる」ワインということです。
    ワインを飲めば海が綺麗になるって、酒好きにはなんて素敵なフレーズ…笑

    『TRUE BLUE』のBTOワインは、まずはクラウドファンディングのリターンとして販売が開始されています。

    支援した資金の具体的な使い道としては先ほども話に出てきた沖縄の工房の設置費用や、ビーチクリーン活動、海洋プラスチックごみからレゴのようなおもちゃを作る活動、クロアチアでの現地NPOと協同での工房の設置費用などがあるとのこと。

    『TRUE BLUE』では今後もBTOコーヒー、BTOチョコレート、BTO 海苔、BTOビーチグッズなどの発売も検討しているそうなので、展開していくのが楽しみですね。



    ■最後に

    今回は「海から始まる世界平和」がテーマのアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』の、「飲めば飲むほど海が綺麗になる」BTOワインについて紹介しました。

    キャッチーなフレーズで人を惹きつけながら、環境保全・海洋保全に繋げている面白い取り組みですよね。
    クラウドファンディングでは、1万円以上の支援でBTOワインをもらえるみたいなので、支援も兼ねて買ってみるために、まずは家族と相談してみようと思います笑

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    今回は、海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみで作られた有名ボールペンブランド『jetstream(ジェットストリーム)』についてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『jetstream(ジェットストリーム)』は三菱鉛筆が提供する、日本で最も有名なボールペンブランドの1つ。
    ・三菱鉛筆では、2022年7月11日から、海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズの空ケースからリサイクルした「ジェットストリーム 海洋プラスチック単色タイプ」を受注開始した。
    ・「ジェットストリーム 海洋プラスチック単色タイプ」は文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」の認定を取得した商品で、環境に配慮したノベルティ専用商品としての販売を予定している。



    海洋プラスチックごみを使ったジェットストリームの画像

    ■年間1億本も販売される言わずと知れた有名ボールペン『jetstream(ジェットストリーム)』

    今回は、日本人のほとんどが使ったことがあるであろう超有名ボールペン『jetstream(ジェットストリーム)』の海洋保全の取り組みについてです。

    『jetstream(ジェットストリーム)』は三菱鉛筆が製造・販売を行っているボールペンで、年間1億本も販売されると言われています。
    1本100円としても100億円の売り上げ…すごいですね。

    従来のボールペンと比べて摩擦の強さが30%から50%に軽減されていることから、あの滑らかな書き味が実現出来ているらしく、学生などの文字を大量に書く必要がある人から強い支持を得ています。

    そんな『jetstream(ジェットストリーム)』ですが、今年2022年7月11日に、海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみをリサイクルした『ジェットストリーム 海洋プラスチック』の受注を開始しました。

    ■『ジェットストリーム 海洋プラスチック』は文具として初のエコマーク認定を取得

    『ジェットストリーム 海洋プラスチック』は、海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみから作られた再生樹脂(リサイクル素材)がほぼ100%使われたボールペンです。

    そして、こうした再生素材を使って作られたことで、文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」で認定を取得したボールペンでもあります。




    海洋プラスチックごみを使ったジェットストリームのリサイクル過程


    色合いとしては穏やかな海をイメージしたマットなライトブルーを採用したり、クリップ部分のデザインでは再生のイメージがある「メビウスの輪」を取り入れるなど、手に取った人が環境保全に関心を持つきっかけになるように作られているそうで、ノベルティ専用商品として受注を開始しました。

    普段から使うことが多い『jetstream(ジェットストリーム)』ですが、海洋プラスチックごみやコンタクトレンズケースのごみを使うことで、特別な価値が付加されています。

    自然環境や海洋保全に配慮しているというアピールは、SDGsへの関心が強い昨今の日本では大きな価値になりそうなので、色んな企業がノベルティとして採用しそうですね。


    ■最後に

    今回は海洋プラスチックごみとコンタクトレンズケースのごみで作られた有名ボールペンブランド『jetstream(ジェットストリーム)』について書きました。



    個人的にはライトブルーのデザインがかなり好みなので、普通に欲しいと思っちゃいました笑

    今度展示会などに行くときには、この『jetstream(ジェットストリーム)』がノベルティとして配られてないか探しちゃいそうです笑

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    今回は、イギリスでNo.1のクラフトビールである『BREW DOG(ブリュードッグ)』の、カーボンネガティブ(カーボンニュートラル)達成についてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『BREW DOG(ブリュードッグ)』はPUNKをテーマとして色々な面で話題になったことで、イギリスNo.1となったクラフトビールブランド。
    ・『BREW DOG(ブリュードッグ)』は環境保護にも注力しており、2020年に世界で初めてカーボンネガティブ(カーボンニュートラル)を達成した。
    ・『BREW DOG(ブリュードッグ)』は2023年には、2019年と比べて更に35%のCO2排出量の削減を目標としている。
    ・『BREW DOG(ブリュードッグ)』は世界No.1のクラフトビアバーチェーンのオーナーでもあり、日本では東京・六本木にアジア初のオフィシャルバー「ブリュードッグ六本木」を設置している。


    カーボンニュートラルを達成したビールメーカーブリュードッグの画像
    出典:PR TIMES STORYより


    ■PUNKなイギリスNo.1クラフトビール『BREW DOG(ブリュードッグ)』

    今回紹介するのは、イギリスでナンバーワンのクラフトビールブランドである『BREW DOG(ブリュードッグ)』です。

    2007年に元手約300万円でスタートアップしたブランドが今となってはイギリスナンバーワンまで上り詰めたのは、「PUNK(パンク 常識に逆らう)」をモットーとしたマーケティング戦略が一番の理由だと思います。


    当時は工場で生産されたビールが市場のほとんどを占めていたイギリスビール業界を変えようと、度数55%のビールを作ってみたり、剥製とのコラボで芸術とビールの組み合わせの可能性を提示したりと、かなり色んなことにチャレンジしています。

    そういった取り組みと、クラウドファンディングやSNSの力を活かした結果、イギリスナンバーワンクラフトビールの地位を手にしたのです。


    そんな『BREW DOG(ブリュードッグ)』今年2022年の7月29日(金)~31日(日)には、『FUJI ROCK FESTIVAL ’22(フジロックフェスティバル’22)』にも参加します。

    日本で最も大きな大型屋外音楽イベントであり、世界一クリーンなフェスとして知られる『FUJI ROCK FESTIVAL ’22(フジロックフェスティバル’22)』へ参加するのは、『BREW DOG(ブリュードッグ)』の環境への意識の高さが理由です。




    ■『BREW DOG(ブリュードッグ)』は世界で初めてカーボンネガティブ(カーボンニュートラル)を達成したブルワリー

    実は『BREW DOG(ブリュードッグ)』は、世界で初めてカーボンネガティブを達成したブルワリーとして知られるほど、環境意識の高い企業です。

    カーボンネガティブとはカーボンニュートラルの先にある状態で、排出するCO2よりも吸収するCO2が多いという状態のことで、世界中の企業がこぞってこの状態を目指しています。

    『BREW DOG(ブリュードッグ)』はそんな目標を2020年に世界で初めて達成し、更に2023年には2019年と比べて、更に35%ものCO2排出量の削減を目標として発表しました。


    こちらは『BREW DOG(ブリュードッグ)』の将来のプランを経営者のお二人が話す動画ですが、なんかフリップを上下逆に出したりして楽しそうなのも好印象です笑






    ■アジア初のオフィシャルバー『ブリュードッグ六本木』に行きたい!

    ここまででもすごいところがいっぱいの『BREW DOG(ブリュードッグ)』ですが、実は世界的に100店舗以上のビアバーを持ち、世界ナンバーワンのクラフトビールバーチェーンのオーナーでもあります。

    日本で飲む場合、東京の六本木にある『BrewDog Roppongi(ブリュードッグ六本木)』がアジアで唯一のオフィシャル店舗だそうです。

    ちなみにこの六本木のオフィシャルバーですが、食べログでの点数も3.58と超高評価。
    お近くの方は今日にでも、遠くの方も東京に行かれた際には立ち寄ってみても、きっと楽しめると思います。



    店名 :BrewDog Roppongi(ブリュードッグ六本木)
    電話番号:03-6447-4160
    住所 :東京都港区六本木5-3-2 斉藤ビル 1F


    東京にあるブリュードッグ六本木の画像
    出典:PR TIMES STORYより


    ■最後に

    今回は世界で初めてカーボンネガティブ(カーボンニュートラル)を達成したイギリスNo.1クラフトビールのブルワリーである『BREW DOG(ブリュードッグ)』について書きました。

    PUNKなビールってどんなんやろって想像掻き立てられまくったので、今度東京に行くことがあったらぜひ六本木のオフィシャルバーに行きたいですし、通販等で家でも飲んでみたいですね。

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は『イスラエル工科大学』の日本公式組織『Technion Japan(テクニオンジャパン)』の中心メンバーである『株式会社ツカサペトコ』が取り組む、海藻から作ったバイオプラスチックについて書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・日本の海藻は、かなりの量が廃棄されている
    ・海藻を原料としたバイオプラスチックの製造が『イスラエル工科大学』の日本公式組織『Technion Japan(テクニオンジャパン)』で研究されている。
    ・このバイオプラスチックは植物由来のバイオマスプラスチックで、かつ自然に還る生分解性プラスチックでもあるため、プラスチックの代替としては理想的。
    ・今後はバイオプラスチックのクオリティアップと実業化のために、クラウドファンディングなどを行っている。

    バイオプラスチックの原料として使われる海藻のイメージ画像

    ■日本の海藻は、かなりの量が海に廃棄されていて、焼却処分するにもCO2排出量増加が懸念されている

    今回は、海藻から作ったバイオプラスチック(生物分解型植物性プラスチック)について。

    生分解性プラスチックと言えば、以前の記事でも書いたように、プラスチックの代替品として使うことで海洋保全・環境保全に繋がる素材のことです。

    今回はそんな生分解性プラスチックを海藻で作るというイスラエル工科大学での研究を取り上げます。

    素材として海藻が注目されたのは、日本で大量に廃棄されているのが理由だそうです。

    実は日本のわかめの養殖では、食用にならない部分は「ウニ等の餌にする」という名目で、法的にグレーな形で海へ廃棄されているものも多いとのことで、問題視されているとのこと。

    しかも廃棄される総量は、年間15,000トン以上。
    焼却処分する場合でもCO2の排出量に配慮する必要があるため、これを有効活用できるなら万々歳という感じです。

    ■海藻から作るバイオプラスチックは、プラスチックの代替品として理想的

    今回紹介する海藻から作られるバイオプラスチックは『イスラエル工科大学』の日本公式組織『Technion Japan(テクニオンジャパン)』の中心メンバーである『株式会社ツカサペトコ』が研究を行ったものです。

    ちなみに「バイオプラスチックとバイオマスプラスチックの違いがわからない」という方も多いと思います。
    僕がわからなかったので、きっと同じような人もいるはず笑

    ということで調べてみると、バイオプラスチックとバイオマスプラスチックについては、こちらのページでわかりやすく整理されていました。


    どうやらバイオマスプラスチックも生分解性プラスチックも、バイオプラスチックの中のカテゴリの一つにあたるとのこと。

    バイオマスプラスチックの場合に重視されるのは「再生可能な植物から製造されていること」なので、海洋保全のためのマイクロプラスチック問題の解決とは、ちょっと毛色が違う様子。
    ただ、バイオマスプラスチックであり生分解性プラスチックでもある素材、つまり「再生可能な植物から製造されている」かつ「自然の中で分解される」という素材もあります。

    理想的には、この両方の特性を兼ね備えている素材が色んなものに置き換わっていくのが一番望ましいですよね。

    今回取り上げている海藻から作る生分解性プラスチックは、この両方の性質を兼ね備えているため、代替プラスチックにピッタリです。

    このバイオプラスチックのプロジェクトでは、一口1万円からのクラウドファンディングも募集しているそうなので、ご興味のある方は検討してみても良いかもしれません。

    クラウドファンディングのURLは、こちらのプレスリリース内に掲載されています。

    ↓↓↓



    ■最後に

    今回は、海藻を原料として作られるバイオプラスチックについて書きました。
    日本で廃棄されているものが、海洋保全に繋がるバイオプラスチックになるのは、かなり良いニュースですよね。

    今後は、更にクオリティがアップして、色んなところで既存のプラスチックと置き換わっていくのが楽しみです。

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、大手IT企業『Lenovo(レノボ)』が取り組む、リモートワークと環境保護・海洋保全のボランティアを組み合わせた取り組み『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』についてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『Lenovo(レノボ)』はPCを主な商材とする大手IT企業。
    ・『Lenovo(レノボ)』は『世界で最も持続可能な企業100社』に3年連続で選出されるなど、環境保全のための取り組みに積極的な企業でもある。
    ・『Lenovo
    (レノボ)』は自然保護団体『Island Conservation(アイランドコンサベーション)』と、南米・チリのロビンソン・クルーソー島の地元コミュニティと共に、『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』というプロジェクトを立ち上げた
    ・『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』では、『Lenovo
    (レノボ)』が用意した高速インターネットや設備を使うことで、世界各国の人々がロビンソン・クルーソー島で生活しながらリモートワークを行い、ボランティア活動を並行して行った。
    ・今後も活動が広まれば、海外ボランティアに対するハードルは大きく下がることが期待される。



    ボランティア活動を行ったロビンソン・クルーソー島の風景
    出典:トラベルWatchより

    ■『世界で最も持続可能な企業100社』でもある『Lenovo(レノボ)』が、環境保護のための取り組み『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』を実施

    今回取り上げるのは、ThinkPadやYoga等のPCで有名なPCメーカーである『Lenovo(レノボ)』です。

    『Lenovo(レノボ)』はリサイクル素材の活用やCO2の削減のための取り組みなどの環境保護活動を継続的に行っていて、『世界で最も持続可能な企業100社』にも3年連続で選ばれています。

    そんな『Lenovo(レノボ)』が今回取り組んだのが『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』というプロジェクト。

    こちらは自然保護団体『Island Conservation(アイランドコンサベーション)』と、南米・チリのロビンソン・クルーソー島の地元コミュニティと共に立ち上げたプロジェクトで、世界各国から様々な人材を募り、それぞれの得意分野を活かしたボランティア活動をロビンソン・クルーソー島で行いました。

    ここまでだとよくあるボランティアキャンペーンですが『Lenovo(レノボ)』はその人材たちに、高速インターネット回線と設備を提供することで、本業をリモートワークでやりながら、空いた時間でボランティア活動を実施できるように手配したのです。




    ■世界各国の人々がロビンソン・クルーソー島でリモートワークしながらボランティア活動を実施

    ロビンソン・クルーソー島は人口900人程度の小さな島で、面積の約97%が自然保護地区に指定されているために新たな開発が難しい、いわゆる「田舎の島」です。

    日本で言うと、沖縄の小さな離島とかに近いイメージかもしれませんね。

    そんな島に高速インターネット回線の設備を配備して、リモートワークとボランティア活動を行う今回の『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』はかなり画期的。

    ちなみに今回『Lenovo(レノボ)』はインターネット回線配備のための拠点として、ダイビングショップ兼カフェだった建物を改装して活用したとのこと。

    この通信拠点(テクノロジーハブ)や配備されたインターネット回線等の設備は、ロビンソン・クルーソー島で課題とされている教育問題の解決の手段として、図書館として利用できるようにするそうです。

    日本からもフリーランスクリエイターの山口智(やまぐち とも)氏がこのプロジェクトに参加されたようで、詳しい様子はこちらのページでも書いています。




    実際に現地でのボランティア活動として、ビニールハウスの設置やハーブの栽培などで貢献されたようで、同じ日本人としてはなんだか嬉しいです。

    自分も、まずは出来ることをしようって気になりますね。

    ■最後に

    今回は大手PCメーカーの『Lenovo(レノボ)』が自然保護団体『Island Conservation(アイランドコンサベーション)』と、南米・チリのロビンソン・クルーソー島の地元コミュニティと取り組んだ『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』というプロジェクトについて書きました。

    今後もこういった形で世界各地に高速インターネット回線が配備されれば、働ける場所の選択肢が広がって、更に環境保護の活動のハードルも下がると思いますし、これまで以上に「自然との共存」を色んな形で実現できるかもしれませんね。

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    今回は、パナソニックグループが支援し、日本で初めて生協食堂でのサステナブルシーフード導入を行った横浜市立大学について書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・サステナブルシーフードとは、将来的にも持続的に水産物・海産物を食べることが出来るように自然環境や社会に配慮された水産物のこと。
    ・サステナブルシーフードの認証としては、天然水産物のMSC認証と、養殖された水産物のASC認証がある。MSC認証は海のエコラベルとも呼ばれている。
    ・横浜市立大学では、日本で初めて生協食堂でのサステナブルシーフードを使ったメニューの導入を実施。
    ・横浜市立大学でのサステナブルシーフード導入のきっかけは、パナソニックが実施した講義を聞いた学生の意見。
    ・パナソニックグループでは、これまでも社員食堂へのサステナブルシーフードのメニューの導入は進めており、既に56拠点にて導入している。



    海洋環境の保全や持続性に配慮したサステナブルシーフードのイメージ


    ■サステナブルシーフードとは「将来も水産物が食べられるように環境や社会に配慮されたシーフード」のこと

    今回取り上げるのは、サステナブルシーフードについてです。
    そもそも「サステナブルシーフード」という言葉を初めて聞いた方も多いと思います。

    サステナブルシーフードとは、簡単に言うと「将来的にも魚が食べられるように、環境や社会に配慮されたシーフード」のこと。

    具体的には、「環境や水産資源に配慮して適切に管理された漁業で収穫された天然の魚」を認証するMSC認証と、「環境と社会への影響を最小限にするよう配慮された養殖場で育った魚」を認証するASC認証を取得した水産物のことを指すそうです。

    ちなみにMSCもASCもイギリスのロンドンを本拠地にする団体なので、やっぱりヨーロッパはこういう考えで動く団体が多いのかなって印象がありますね。

    海産物を守るASC認証とMSC認証のラベル画像


    ■横浜市立大学で、日本で初めて生協食堂でのサステナブルシーフード導入の支援を実施

    このサステナブルシーフードを、日本の大学で初めて生協食堂でのメニューに組み込んだのが横浜市立大学です。

    導入を支援したのはパナソニックグループ。
    パナソニックは元々サステナブルシーフードの社員食堂への導入に取り組んでいとのことで、既に56拠点の食堂でサステナブルシーフードを使ったメニューを導入しているとのこと。

    今回横浜市立大学での導入が決まったきっかけは、パナソニックグループが行うサステナブルシーフードに関する講義を聴いた学生が発起人となって学生団体を動かし、プロジェクトの立ち上げを行って導入にまで漕ぎつけたそうなので行動力がすごいですね。

    大学を初めとする全国の食堂での毎日の海産物消費量は大きいでしょうし、こういった活動が企業にも広がっていくと、海洋保全も更に前進するかもしれません。

    ■最後に

    今回はサステナブルシーフードについてと、パナソニックの力を借りてサステナブルシーフードを使ったメニューを生協食堂に導入した横浜市立大学について書きました。

    水産物・海産物を守りつつ、環境にも配慮するサステナブルシーフードの活動は海洋保全にも繋がるので、これからはスーパーでもMSCラベルやASCラベルが無いかを気にしてみようと思います。

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    今回は長い歴史を持つアメリカ企業『TIMEX タイメックス』の発売した、オーシャンバウンドプラスチック(OBP)を使った時計『Waterbury Ocean(ウォーターベリー オーシャン)』という取り組みについて書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・『TIMEX タイメックス』は165年の歴史を持つアメリカの老舗時計ブランド。
    ・オーシャンバウンドプラスチック(Ocean Bound Plastic:OBP)とは、海岸から50km以内の内陸部に廃棄されているプラスチックのこと。OBP(大阪ビジネスパーク)ではない。
    ・『TIMEX タイメックス』は2022年6月に、ケース、ダイヤル、ブレスレット部分がスイスの『tide ocean material® タイドオーシャンマテリアル』のオーシャンバウンドプラスチック100%の時計『Waterbury Ocean(ウォーターベリー オーシャン)』を発売した。
    ・『TIMEX タイメックス』は『TIMEXTV タイメックスティービー』というYoutubeチャンネルでの配信も実施中。時計に限らず一流のものに触れてセンスを磨くというコンセプトで、アントニーさん、白間美瑠さん、朝長美桜さんも出演中。


    オーシャンバウンドプラスチックを使ったWaterbury Ocean
    出典:TIMEX公式HPより


    ■OBPオーシャンバウンドプラスチックとは、海岸から50㎞以内の陸地のプラスチックごみのこと。大阪ビジネスパークではない。

    今回は『TIMEX タイメックスがOBP(オーシャンバウンドプラスチック)を使って作った時計『Waterbury Ocean(ウォーターベリー オーシャン)』について書いていきます。

    そもそもオーシャンバウンドプラスチックとは何かを知らなかったので調べてみたところ、海岸から50㎞以内の陸地に捨てられているプラスチックごみのことだそうです。

    以前も取り上げたように海洋プラスチックごみ・マイクロプラスチックごみが問題になっていて、多くの方がそれに関する情報を発信しています。

    そこでアメリカ・ジョージア大学のジェナ・ジャンベック博士が2015年に提唱した考え方がOBPオーシャンバウンドプラスチックです。

    ジャンベック博士の発表によると、2010年にはOBPが319億トン発生し、その中の48億トンから127億トン程度の量が海へと流出したと考えられるとのこと。

    他の研究でも、海へ出ていくプラスチックごみの7割は陸地に由来するとも推定されています。

    つまり、オーシャンバウンドプラスチックの量を減らすことが、海へのごみの流出量を減らすことに繋がると考えられるのです。

    実際に、海に流出したプラスチックを全て回収するのはかなり大変でコストも高いため、内陸部にあるうちに手を打つのはかなり合理的だと思いますし、より多くの企業がオーシャンバウンドプラスチックにも注目して施策を打てると良いですよね。




    余談ですが、オーシャンバウンドプラスチックはOBPと略されるため、大阪で仕事をする機会が多い僕には何回見ても「大阪ビジネスパーク」に見えます笑





    ■『TIMEX』がオーシャンバウンドプラスチックを使った時計『Waterbury Ocean』を発売

    そんなオーシャンバウンドプラスチックを使った時計として2022年6月6日に世界環境デーの翌日に発売されたのが『TIMEX タイメックス』の『Waterbury Ocean(ウォーターベリー オーシャン)』です。

    タイメックスは創業165年を誇るアメリカの老舗時計メーカーで、日本でも多くの商業施設に店舗展開しています。

    そんなタイメックスが創業地であるコネチカット州ウォーターベリーの名前をつけたコレクション『Waterbury (ウォーターベリー)』の一環としてスタートしたのが今回紹介するウォーターベリー・オーシャンです。

    ウォーターベリー・オーシャンは、ケース、ダイヤル、ブレスレット部分がスイスの『tide ocean material® タイドオーシャンマテリアル』のオーシャンバウンドプラスチック100%で作られています。

    「リサイクル素材を使っている」と言うとネガティブに考える方もいらっしゃいますが、デザインはかなりカッコ良いですし、リサイクル素材を使っているからこそ、「まったく同じデザインの時計」は1つも無いのが特徴ということで、オリジナリティを追求するオシャレな方にもおすすめとのこと。

    リサイクル素材の強みを活かした商品を見ると、マンガや小説で「強くない主人公が工夫して強敵を倒した」みたいな嬉しさがあるので、個人的にこういう商品は大好きです笑


    ちなみに上で載せたシックなグレー以外のカラーバリエーションとして、ピンクもあります。
    落ち着いた色味なので、幅広い年代が使いやすいかも。
    7月22日には追加でブルーも出るそうなので、楽しみですね。

    (取寄) タイメックス 37 ミリ ウォーターベリー オーシャン Timex 37 mm Waterbury Ocean Pink
    (取寄) タイメックス 37 ミリ ウォーターベリー オーシャン Timex 37 mm Waterbury Ocean Pink

    ■「時計」に限らず幅広いテーマで大人のセンスを磨くYoutube『TIMEXTV』も配信中

    実はタイメックスは、毎週金曜日20時にYoutubeチャンネル『TIMEXTV(タイメックスティービー)』での配信もやっています。

    コンセプトは「あらゆる一流に触れて、自分たちのセンスも磨いて行こう」というもので、出演者はお笑い芸人のアントニーさんや、グラビアアイドル・モデルの白間美瑠(しろまみる)さん、元HKTの朝長美桜(ともながみお)さんなど。

    タイメックス自体は時計のブランドですが、時計に限らず色んな題材を扱っていて、本格的に作っていて面白かったです。
    「マツコの知ってるようで知らない世界」をかわいい女の子が体験しながらやったら、みたいなイメージかな?

    まだ2022年6月にスタートしたばかりみたいなので、今後もちょこちょこ見てみようと思います。


    つい先ほど配信された最新回はこちら↓



    ■最後に

    今回はアメリカの時計メーカー『TIMEX タイメックス』の『Waterbury Ocean(ウォーターベリー オーシャン)』について書きました。

    オーシャンバウンドプラスチック自体について勉強するきっかけになったので、個人的には良い機会をもらったなって思っています。

    あと『Waterbury Ocean(ウォーターベリー オーシャン)』のデザインは本当に気に入りましたし、手の届く値段ではあるので、家族と相談しつつ、本当に買うかもしれません笑

    もし買ったら、また報告しますね。

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』と『ロゼッタワークス』の海洋保全・環境保全のための取り組みとして、『ミツロウパッケージ』について書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』は美容事業やSDGs事業のコンサルティングを行っている日本企業。
    ・『ロゼッタワークス』は繊維製品やヘルスケア製品を製造・販売する日本のメーカー。
    ・『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』と『ロゼッタワークス』は共同事業として蜜蝋で作った化粧箱(商品外装)である『ミツロウパッケージ』をスタートし、2022年7月1日に受注を開始した。
    ・蜜蝋は抗菌性が高いため、食品用のラップや包装材としても繰り返し利用が可能。
    ・『ミツロウパッケージ』は、紙やプラスチックのパッケージと比べて環境負荷が小さく、再利用することでプラスチックごみの削減にも繋がる。


    海洋保全のためのミツロウパッケージ
    出典:SDGsオンラインより


    ■『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』と『ロゼッタワークス』がコラボして作ったサステナブルな外装『ミツロウパッケージ』

    今回は『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』というSDGs関連事業や美容事業に取り組む企業と、『ロゼッタワークス』という繊維製品やヘルスケア製品の製造・販売を行う企業のコラボ事業である『ミツロウパッケージ』について紹介していきます。

    こちらは従来は紙やプラスチックで作られていた食品や化粧品のパッケージを、蜜蝋で作ったサステナブルな外装「ミツロウパッケージ」に切り替えることで、その再利用を促してごみを減らしていこうというもの。

    この取り組みについて知ったときに「紙で出来たパッケージなら環境負荷は小さいのでは?」という疑問を持ったのですが、調べてみると、環境負荷が小さいはずの紙のパッケージも、実際にはちゃんと分別・リサイクルがされていないためにそのままごみになるケースが圧倒的に多いとのこと。

    言われてみれば、自分の家も含めて、商品の包み紙まで全部は分別出来てない気がします笑


    この点を改善して環境保全に貢献したいという想いから始まった「ミツロウパッケージ」の取り組みですが、つい最近の2022年7月1日から食品メーカー・スイーツメーカー・化粧品メーカーなどからの受注を開始し、本格的にスタートしました。

    ■蜜蝋は抗菌性も高いため、洗ってラップや食品包装材としても利用可能!

    今回取り上げている「ミツロウパッケージ」の素材は名前の通り蜜蝋です。
    蜜蝋は抗菌効果が高く、食品に直接触れるパッケージにも問題なく使えます。

    つまり、買った商品の外装を、しっかり洗って食品用ラップやお菓子の包紙としても使えるんです。
    これまで捨てられるだけだった包装紙がラップや包紙として再利用出来て、しかも繰り返し使えるっていうのは結構スゴイことだと思います。


    しかもこの「ミツロウパッケージ」の場合、国内製造・国内消費にもこだわっているため、輸送時に排出されるCO2の削減にも繋がります。

    最近話題のカーボンニュートラルに関する基準をクリアするためにも、「ミツロウパッケージ」という選択肢を選ぶプライム上場の企業も増えるかもしれないですね。

    ちなみに『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』長井美有紀さん(ながいみゆきさん)、『ロゼッタワークス』は山本幸枝さん(やまもとゆきえさん)という女性経営者がトップとして運営されている企業です。

    まだまだ経営者の方は男性が多いらしいという意見も聞いたことがあるので、いろんな方が活躍しているのは、ちょっと明るいニュースかもしれないですね。

    ■最後に

    今回は『Eco Via Intel(エコビア・インテル)』と『ロゼッタワークス』が7月1日に受注を開始した『ミツロウパッケージ』について書きました。

    包装材や容器を洗って繰り返し使うことで環境保全に繋げるというSDGsに則った考えの商品。
    なのですが、個人的には新喜劇の小藪さんの「モロゾフのプリンの容器を洗って、コップとして使うてますねん」ってネタを思い出しました笑

    これも今思えばSDGsに繋がる考え方なのかもですね笑

    今後も容器の再利用にも注目していきます!

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、水道直結式のウォーターサーバーを全国各地に設置することで、マイボトルの使用を促すことで30億本のプラスチックボトルの削減に取り組む『ウォータースタンド株式会社』についてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『ウォータースタンド株式会社』は、2018年までは『株式会社ジャスト』として、オフィス向けにOA機器や空気清浄機等のレンタル事業を行っていた企業。
    『ウォータースタンド株式会社』に社名変更して以降、水道直結式のウォーターサーバー(ウォータースタンド)の事業をコア事業に位置付けている。
    ・『ウォータースタンド株式会社』は日本各地にウォータースタンドを設置することでマイボトルの普及を促し、2030年までに日本での使い捨てプラスチックボトルを30億本減らすことを掲げて活動している。
    ・実際に
    『ウォータースタンド株式会社』は既に多くの自治体や学校等と「ゼロカーボンシティ推進に関する協定」や「プラスチックごみ削減の推進に係る協定」という形で手を組んでいる。




    海洋プラスチック削減のためのマイボトルのイメージ画像

    ■ウォーターサーバーを設置することで日本のプラスチックボトル30億本の削減に取り組む企業『ウォータースタンド株式会社』

    今回取り上げる『ウォータースタンド株式会社』は、2018年までは『株式会社ジャスト』という名前でオフィス向けのOA機器や空気清浄機等のレンタルサービスの事業をメインに運営していた企業です。
    創業してからの期間は、2018年時点で既に50年にも及びます。

    そんな老舗オフィス用品レンタルの企業が2012年から韓国メーカーの『コーウェイ』とパートナーシップを組み、2018年からは社名まで変えて水事業に取り組むのは、「事業を通じて社会に貢献する」という創業以来変わらぬ理念が理由とのこと。

    このブログでも以前取り上げた通り、海洋保全を考えたときに海洋プラスチックごみ問題はかなり深刻で、早急な対策が必要な分野です。
    その対策として有効な「ウォーターサーバー(ウォータースタンド)の設置」と「マイボトルの普及促進」を進めることが社会への貢献に繋がると考えて『ウォータースタンド株式会社』は大きく経営方針を転換して水事業をメインに取り組んでいます。


    実際にウォーターサーバーが広がることはマイボトル・水筒で水を飲む文化が根付いていくこと、ひいては使い捨てプラスチックボトルの削減に繋がります。
    しかも『ウォータースタンド株式会社』の水道直結式のウォータースタンドは、大きなボトルで給水する従来のウォーターサーバーと比べても環境負荷が小さいため、海洋汚染対策に効果的です。

    この特徴を活かして『ウォータースタンド株式会社』は2030年までに日本の使い捨てプラスチックボトルを30億本削減することを目標に掲げています。





    ■日本各地の自治体・学校ともパートナーシップを組むことで海洋保全を推進

    『ウォータースタンド株式会社』は2030年の日本のプラスチックボトル30億本削減という大きな目標に向けての具体的な取り組みとして、日本各地の自治体や学校等とパートナーシップを組むことでウォータースタンド・マイボトルの普及に取り組んでいます。

    既にこの取り組みはかなり広がっていて、パートナーシップを組んだ自治体は30以上に上り、今年だけでも14の自治体との協定を締結するなど、今後も広がっていくのは間違いないでしょう。


    個人的に従来のウォーターサーバーは、大きなボトルをサーバーの上に付けるのがけっこう大変だった思い出があります。
    あとはボトルを置いておく場所に困ったりとか。かと言ってギリギリまでボトルを注文しないと、肝心なときに水が無くなったりとか笑

    水道直結型のウォーターサーバーなら使い勝手も良さそうなので、自宅に設置するのもアリかもしれないですね。



    ■最後に

    今回は『ウォータースタンド株式会社』の海洋保全に繋がる取り組みについてご紹介しました。

    社名を変えてまで海洋保全に取り組む企業はなかなか無いですよね。
    実際に自治体や学校との協定も進んでいるとのことなので、今後は公共施設でウォータースタンドを見かける機会も増えるかもしれません。

    熱中症対策にも効果的ですし、広がっていくのが楽しみですよね。

    大人ともなれば明日の選挙みたいに市役所に行くこともちょこちょこあるので、今後は少し目を光らせてウォータースタンド探しもしてみようと思います。

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は大手飲料メーカー『アサヒビールグループ』の『エノテカ』が、独占代理店契約を結んでいるワインメーカー『TORRES トーレス』がスペインの海洋保護団体『gravity wave グラヴィティ・ウェーブ』とコラボして実施する、ワイン1本購入後とに10本のプラスチックボトルを回収するという取り組みについて取り上げていきます。


    ■この記事のまとめ
    ・『エノテカ』は『アサヒビール』のグループ企業で、実店舗とオンラインで世界各国のワインを輸入・販売している。『TORRES トーレス』の日本独占代理店でもある。
    ・『TORRES トーレス』はスペインを拠点にし、チリやアメリカにも進出しているワインメーカー。
    ・『TORRES トーレス』は2040年までのカーボンニュートラル達成を目指して取り組みを実施するなど、環境保全の面でも先進的な取り組みが評価されている。
    ・『エノテカ』は海洋保護団体『gravity wave グラヴィティ・ウェーブ』とパートナーシップを組み、2022年7月1日に数量限定で発売された『TORRES トーレス』の『ヴィーニャ・エスメラルダ』が1本購入されるごとに、10本のプラスチックボトルを回収するというキャンペーンを実施している。


    トーレスが海洋プラスチック対策キャンペーンを実施するワインの画像


    ■『TORRES トーレス』のワインを1本購入ごとに地中海のプラスチックボトルごみを10本回収するキャンペーンを実施

    今回のテーマは『エノテカ』が取り組む海洋保全のキャンペーンについてです。
    『エノテカ』は『アサヒビール』のグループ企業で、主にワインの輸入販売を行う企業で、世界各国の幅広い種類のワインを取り扱っています。


    そんな『エノテカ』はスペインのワインメーカー『TORRES トーレス』の日本独占代理店も務めており、2022年7月1日に『ヴィーニャ・エスメラルダ・リミテッド・エディション』 と 『ヴィーニャ・エスメラルダ・ロゼ・リミテッド・エディション』 というワインを数量限定版で発売しました。


    今回のキャンペーンでは、『エノテカ』でこの限定版ワインを1本購入すると、パートナーシップを組む海洋保護団体『gravity wave グラヴィティ・ウェーブ』が地中海に廃棄された10本のプラスチックボトルごみを回収するというもの。


    以前の記事でも取り上げているように、海洋プラスチックごみの問題は海洋保全のためには大変重要な問題です。そのため、海洋保護団体の『gravity wave グラヴィティ・ウェーブ』は「プラスチックフリーの海」を目指してプラスチックごみの回収や再利用を行っているそうです。


    こういった取り組みは先日の記事で取り上げた『adidas アディダス』のようなスポーツメーカーや、清涼飲料水メーカーが実施しているイメージが強かったため、ワインの販売と絡めて実施しているのはけっこう珍しい気がします。

    お酒の容器と言えば缶や瓶になるため、プラスチックとの直接の関りが少ないからかもしれあせんね。

    ただ、海洋プラスチック問題はお酒を飲む方にとっても他人事ではない、地球上の全員が考える問題なので、お酒の業界でもこういった取り組みが増えると嬉しいですね。


    ■環境保護にも力を入れる「スペインワインの王様」『TORRES トーレス』のワインをぜひ飲みたくなった

    今回のキャンペーンでワインを提供している『TORRES トーレス』は、150年以上の歴史を持つワイナリーだそうですが、ご存じでしたしょうか?


    実はイギリスの専門誌『ドリンクス・インターナショナル』の「世界で最も賞賛されるワインブランド2022」の第1位を2年連続で獲得するような超有名企業だそうです。
    ちなみに僕は初めて聞きました笑


    『TORRES トーレス』品質の面でも「スペインワインの王様」と言われるほどの名門ワイナリーですが、『TORRES&EARTH トーレスアンドアース』というプロジェクトを立ち上げるなど、環境保護にも力を入れています。


    実際にワイン造りに使うエネルギーとしてバイオマス発電や風力発電、太陽光発電などのクリーンエネルギーを活用していたり、電気自動車やハイブリッド車を積極的に導入していますし、更にはワインの発酵時に発生する二酸化炭素を何かに再利用できないかという研究開発まで行っているそうなので、その力の入れ様は本物です。


    「スペインワインの王様」と呼ばれていて、しかも環境保護に力を入れている企業って知るだけで、ちょっと『TORRES トーレス』のワインを飲んでみたくなりました笑

    今度百貨店などに行く機会があったら、ワイン売り場で探してみようかな。


    ■最後に

    今回は『エノテカ』が海洋保護団体『gravity wave グラヴィティ・ウェーブ』とパートナーシップを組んで取り組む、スペインワインのメーカー『TORRES トーレス』のワイン1本購入ごとにプラスチックボトル10本を回収する施策について取り上げました。


    まだまだお酒の業界ではこういった取り組みは少数派ですが、今後はせっかくなら環境保全・海洋保全の取り組みをしている企業のお酒を買おうと思います。


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