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海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

今回は、海洋保全活動としてサンゴの育成プログラム『コーラル・ナーチャリング』を行っているホテル『ハレクラニ沖縄』について書いていきます。

■この記事のまとめ
・沖縄は、サンゴの半数に及ぶ種類が生息する、世界有数のサンゴの楽園
・ホテル『ハレクラニ沖縄』は、ハワイ以外で初めて出来た『ハレクラニ』の2拠点目
・『コーラル・ナーチャリング』では、サンゴが死滅してしまった海域に新たなサンゴの植え付けを行う
・費用はホテル内の『ハレクラニブティック』でのエコバッグの収益から賄われる


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サンゴの楽園 沖縄にオープンした、ハワイの老舗ラグジュアリーホテル『ハレクラニ沖縄』

日本人にとって、マリンスポーツを目的とした旅行先として真っ先に挙がるのが沖縄。

実は沖縄は、サンゴの全種類のうち約半数が生息する、世界でも有数のサンゴの楽園と言われています。

そんな沖縄に2019年にオープンしたのがホテル『ハレクラニ沖縄』です。

『ハレクラニ』は、ハワイの代表的な老舗ラグジュアリーホテルの1つで、100年以上もの間、ハワイのみに存在し、次のオープン先として沖縄が選ばれました。

ハワイと沖縄にしか無いって言われると、余計に行きたくなりますね笑

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ホテル『ハレクラニ沖縄』が、サンゴの育成プログラム『コーラル・ナーチャリング』を開始





『ハレクラニ沖縄』は“地域環境の保全に貢献する”をミッションのひとつとして掲げています。

その一環として今年スタートしたのが、サンゴの育成プログラム『コーラル・ナーチャリング』です。

『ハレクラニ沖縄』は沖縄海岸国定公園内に位置し、サンゴに囲まれています。

サンゴは世界全体で急速に白化・減少していっていますが、この国定公園内のサンゴも白化している部分は多いとのこと。

そういったサンゴがかつての姿を取り戻すために、サンゴの苗を植えるのが『コーラル・ナーチャリング』です。

『コーラル・ナーチャリング』の費用は全て、再生原料で作られたエコバッグの販売益で賄われる

『コーラル・ナーチャリング』は収益目的で行われているのではなく、その費用は全て『ハレクラニ沖縄』内の『ハレクラニブティック』で販売される、再生原料で作られたエコバッグの販売益で賄われるそうです。

また、『コーラル・ナーチャリング』はホテルの宿泊客もアクティビティとして体験でき、サンゴの保全のためのレクチャーや苗の植え付けの見学などが出来るとのこと。

自然との触れ合いを通して海洋保全活動も出来るので、子供の教育の機会としても人気がありそうです。

最後に

今回はサンゴの保護活動として『コーラル・ナーチャリング』を行っているホテル『ハレクラニ沖縄』について書きました。

『ハレクラニ沖縄』は、僕にとってはなかなか手が出ないくらいの高級ホテルですが、お金を貯めて泊まって、『コーラル・ナーチャリング』も体験してみたいですね。

次回は海洋プラスチックの削減ために、捨てても海洋汚染にならない『食べれるうつわ』について書いていきます。