海洋保全や海洋汚染の現状・対策についての備忘録

自分の勉強と備忘録を兼ねて、海洋汚染・海洋汚染に関してのブログを始めることにした、関西圏で暮らす32歳です。 プラスチック製品メーカー様をお客様にしていて、海外とのやり取りをしているため、英語が得意です。 自分の関わるプラスチックの業界が海洋汚染に大きく影響していることを知って、更には自分の大好きな海鮮や日本酒にも影響があるらしいと聞いてブログを立ち上げました。 基本的に海洋保全や海洋汚染の現状、対策、企業や個人の活動について調べて書いていきます。

    海洋保全や海洋汚染の現状について学び、対策についても勉強するブログです。プラスチックごみがもたらす影響などの話題が多いかも。

    サンゴ

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、大手通信企業『NTTdocomo(ドコモ)』の沖縄でのドローンを使った取り組み『ウミガメの恩返し』についてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『NTTdocomo(ドコモ)』は日本の大手通信企業。
    ・『NTTdocomo(ドコモ)』通信ネットワークの整備という専門分野を活かして、ドローン事業にも精力的に取り組んでいる。
    ・ドローン事業の一環として沖縄県と協力して取りんだのが『ウミガメの恩返し』という取り組み。
    ・『ウミガメの恩返し』ではウミガメ型やカモメ型のドローンを使って海のプラスチックごみを回収することで、海洋プラスチック問題の解決や生物多様性を守ることに貢献することを目標に実施された。『大切に使う』『水源を守る』『地域社会と共に取組む』の4つを掲げている。

    NTTdocomo ウミガメの恩返しのメイン画像

    ■『NTTdocomo(ドコモ)』が海洋保全ためにウミガメ型・カモメ型のドローンで海洋プラスチックごみ回収体験を提供!

    今回は『NTTdocomo(ドコモ)』が沖縄県と協力して行った『ウミガメの恩返し』という取り組みについて取り上げていきます。

    この取り組みは、『NTTdocomo(ドコモ)』の持つドローンの技術とネットワークの技術を使うことで、より簡単に海洋プラスチックごみの回収活動に参加できるように促し、海洋保全への関心を高めようというものです。

    実際にウミガメ型のドローンとカモメ型のドローンが制作され、スマートフォンから操作することで、海洋のごみを回収したとのこと。

    ドローンに搭載されたカメラの映像を見ながらスマホから操作する形なので、操作感にもゲームっぽさがあって、取り組みやすそうですね。

    しかも操作画面もかなり簡単そうなので、ドローンがこれくらい簡単に操作出来るなら、費用が安くなったら色んなところで使いやすそうだと思いました。




    ちなみにウミガメ型ドローンのカラフルな甲羅部分は、海洋プラスチックごみを粉砕したものを材料にしたそうで、かなりこだわって作られていますよね。

    海洋保全のためのウミガメ型のドローンの画像





    ■集めたごみを使った「未来へ」と名付けたアート作品を美ら島自然学校で2022年9月4日(日)まで展示!

    『ウミガメの恩返し』でドローンが回収したごみは、沖縄の地元の学生さんやボランティアの方と協同で、アート作品を作るのにも一部使われたとのこと。
    作品のタイトルは「未来へ」。


    これを海洋ごみから作ったって言われても、「マジで!?」って思っちゃうくらいの出来栄えです。

    こちらの作品は9月4日(日)まで美ら島自然学校で展示されるそうなので、興味がある方はぜひ実際に行ってみましょう!
    沖縄行きたいなー

    〇美ら島自然学校〇
    〒905-2262 沖縄県名護市嘉陽41


    ■最後に

    今回は『NTTdocomo(ドコモ)』が沖縄県と協力した取り組み『ウミガメの恩返し』について書きました。
    最新技術を使った海洋保全の取り組みは効果もありそうですし、これからもどんどん増えていきそうですよね。
    テクノロジーの話はけっこう好きなので、今後もこういった話題を積極的に調べで取り上げていきます。

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、『リビエラグループ』が所有する『リビエラ逗子マリーナ』が、世界最古の環境認証である『ブルーフラッグ』をマリーナとしてはアジアで初めて取得したことについてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『リビエラグループ』は、海にまつわるリゾート施設やサービスを提供するグループ企業で、『リビエラ逗子マリーナ』はその施設の1つ。
    ・『ブルーフラッグ』は海辺やビーチを対象とした世界で最古の環境認証と言われ、SDGsの17個のゴール全てに関りがある
    ・『リビエラグループ』では2000年ごろから海洋保全活動に取り組んでおり、今回『リビエラ逗子マリーナ』がアジアで初めてマリーナとして『ブルーフラッグ』を取得した。

    サステナブルな海の証 ブルーフラッグのロゴ

    ■『リビエラグループ』は海に関する施設・サービスを提供する企業で、海洋汚染対策にも積極的!

    今回取り上げるのは『リビエラリゾート』を始めとした企業群である『リビエラグループ』の施設である『リビエラ逗子マリーナ』についてです。

    『リビエラグループ』は海に関する施設やサービスを提供する企業で、海沿いの別荘のような不動産の販売やオーシャンビューのホテル・結婚式場の運営、船の販売・レンタル等を行っています。

    そういった事業の特色からか、2000年代の初めのころには海洋汚染対策・環境汚染対策に取り組み始め、今で言う「カーボンニュートラル」のような取り組みを行ってきたそうです。

    『リビエラグループ』は他にも、レストランの野菜くずを肥料として使う「循環型農法」やマリーナ岸壁での薄膜太陽発電パネルの設置など、17年以上に渡って様々な形で海洋保全に取り組んできました。




    ■『リビエラ逗子マリーナ』が数々の条件を超えて世界最古の環境認証『ブルーフラッグ』をアジアで初取得!

    そんな『リビエラグループ』の施設である『リビエラ逗子マリーナ』が今回取得したのが、世界最古の環境認証と言われる『ブルーフラッグ』です。

    『ブルーフラッグ』はデンマークに本部を持つ国際NGO『FEE(国際環境教育基金)』が行っている認証で、ビーチ・マリーナなどのサステナブルな海辺を評価する国際環境認証制度とのこと。

    認証自体が生まれたのは1985年なのでけっこう昔ですが、今話題になっているSDGsの17個のゴール全てに関りがある認証なのだとか。



    ちなみにビーチとマリーナの違いは、ビーチは砂浜を持つような一般的なイメージの海辺で、マリーナはヨットやボート等を係留するための設備が整った港、という違いがあります。

    そんなマリーナとしてアジアで初めて33個の基準を乗り越えて『ブルーフラッグ』の認証を受けたのが『リビエラ逗子マリーナ』というわけです。



    『ブルーフラッグ』認証を受けている=「安心して楽しめる安全な海の施設」ということをアピール出来るため、特に『ブルーフラッグ』の認知度が高いヨーロッパの方からの人気が高まるとのこと。

    『リビエラ逗子マリーナ』はテニスコートやプール・レストランなどもある高級リゾートって感じの場所なので、ぜひ一度行ってみたいですね!


    ブルーフラッグ認証を受けたリビエラ逗子マリーナ





    ■最後に

    今回はアジアで初めて『ブルーフラッグ』認証を受けたマリーナ『リビエラ逗子マリーナ』と運営企業である『リビエラグループ』について書きました。

    先日紹介した『ホテルハレクラニ沖縄』の珊瑚の植樹体験もそうですが、海洋保全に注力している海辺のリゾート施設はかなり多いと思うので、この夏は見学がてら遊びに行くものありかもしれないですね。

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回も前回のスポーツとごみ拾いを掛け合わせた『スポGOMI』の話に関連したテーマで書いていきます。
    取り上げるのはゲームを通して教育などの社会貢献に取り組む企業『Life Reversal Gaming』が『eスポーツ』と『スポGOMI』を掛け合わせた取り組みである『eスポGOMI』についてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『スポGOMI』はスポーツとごみ拾いを掛け合わせた競技で、『UNIQLO(ユニクロ)』等とコラボして、全国各地で開催されている。
    ・『eスポGOMI』は『Life Reversal Gaming』という企業の取り組みで、『eスポーツ』と『スポGOMI』を掛け合わせることで子ども同士や家族での参加を促し、環境教育の一環として貢献している。
    ・6月21日には神奈川県立瀬谷西高等学校とのコラボも予定しており、今後の教育機関等との連携も期待できる。

    海洋保全・環境保全に繋がるeスポGOMIのイメージ

    ■『eスポーツ』と『スポGOMI』を組み合わせることで、海洋保全・環境保全の教育へ更に貢献!

    今回取り上げる『eスポGOMI』は、スポーツとごみ拾いを掛け合わせた『スポGOMI』に、更に『eスポーツ』を融合させたもの。


    『スポGOMI』については先日の記事でも取り上げました
    が、『eスポGOMI』は更に『eスポーツ』が組み合わさったことで、子ども同士や家族での参加を促しやすく、海洋保全や環境保全についての教育のきっかけになるそうです。

    運営しているのは、『eスポーツ』関連の事業を行う『Life Reversal Gaming.』という企業です。

    元々は2021年4月からスタートし、今回の開催が3回目とのこと。

    ■2022年6月には『eスポGOMI』を神奈川県の瀬谷西高等学校でも開催!

    『eスポGOMI』は、前半と後半に分けてごみ拾いを実施し、ハーフタイムにはコンピューターゲームを大会形式で開催。コンピューターゲームの結果次第で後半戦に影響するアイテムをゲットすることが出来て、最終的に前後半のごみ拾いの成果を重量を基準として競い合います。

    学生はいつの時代もゲームが好きですし、スポーツに熱中する人も多いため、『eスポGOMI』は学生にもぴったり!
    と思った人が僕以外にもいたのか、実際に神奈川県立瀬谷西高等学校では、探求学習として『eスポGOMI』に取り組んでいます。

    神奈川県立瀬谷西高等学校は2023年3月に完校(廃校)になってしまうこともあり、地域に『瀬谷西レガシー』として何かを残したいという想いでの活動だそうです。

    今後はSDGsに対する関心もきっと高まっていくでしょうし、学生たちの将来のためにもなって地球のためにもなる活動ですよね。


    ■最後に

    今回はeスポーツとスポGOMIを融合させた『eスポGOMI』について書きました。

    海洋保全のためには、1人1人の意識を変えていくことが何より大事。
    その基となる教育もすごく大事だと思うので、こういった取り組みで環境教育のきっかけを作るのは、かなり有効ですよね。

    自分も手伝えることがあるかもしれないですし、近所でやってるイベントを探して見に行ってみるところから始めましょうかね。



    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、スポーツとごみ拾いを掛け合わせた『スポGOMI』と『UNIQLO(ユニクロ)』のコラボについてです。

    ■この記事のまとめ
    ・『スポGOMI』は、社会奉仕活動(主にごみ拾い)とスポーツを掛け合わせた競技。
    ・日本各地で『スポGOMI』のイベントが開催されており、子どもの環境意識の育成などに貢献している。
    ・『UNIQLO(ユニクロ)』は世界を代表するファストファッションブランド。
    ・「身近な街のごみを減らすことは、世界の海洋ごみを減らすことに繋がる」として、日本中の『UNIQLO』の店舗が『スポGOMI』とコラボしてイベントを開催している。

    ・『UNIQLO』は2021年にも京都と香川の2か所で『スポGOMI』のイベントを開催し、2022年は計11か所での開催を予定している。



    環境保全・海洋保全のためのスポGOMIとユニクロの取り組み
    出典:UNIQLO公式HPより

    ■スポーツ×ごみ拾い=『スポGOMI』!達成感や悔しさをごみ拾いで味わえる

    今回の記事で取り上げるのは、スポーツとごみ拾いを融合させた競技である『スポGOMI』です。

    実は2009年に『日本イベント大賞』社会貢献部門大賞を受賞している競技で、それ以降テレビで紹介されることも多い競技とのこと。

    そこそこ歴史ある競技みたいですが、僕は今回環境汚染・海洋汚染対策について調べる中で初めて存在を知りました笑

    ルールはシンプルで、「時間内にどれだけの量のごみを拾えるか」を競います。
    日本各地でボランティア活動の一環として行われているらしいので、実は知らない間に『スポGOMI』に参加している人達とすれ違ったこともあるかもしれません。

    スポーツの要素を取り入れることで、ごみ拾いを「退屈な義務」から「楽しい体験」に昇華していて、特に子どもが積極的に取り組みやすいナイスな取り組みですよね。

     


    ■『UNIQLO(ユニクロ)』は2021年は2か所、2022年は11か所で『スポGOMI』イベントを開催

    そんな『スポGOMI』と日本各地でコラボしているのが、世界的ファストファッションブランド『UNIQLO(ユニクロ)』です。

    アパレル業界はその製造工程上、海洋汚染への影響が大きい業界と言えます。
    だからこそ『UNIQLO』は「身近な街のごみを減らすことは、世界の海洋ごみを減らすことに繋がる」として、『スポGOMI』と積極的にコラボレーションしているとのこと。

    昨年2021年は京都と香川の2か所で開催し、今年2022年は日本全国11か所で『スポGOMI×ユニクロ』のコラボイベントを開催するそうです。

    参加者全員にリサイクル素材で作った『UNIQLO』のユニフォームをプレゼントされ、上位入賞者には更に別の『UNIQLO』商品の景品も。

    しかもこの景品もリサイクル素材を使ったものにするこだわりは流石ですね。

    更に7月21日に『UNIQLO 浅草店』で開催される『スポGOMI×ユニクロ』のコラボイベントには、プロ車いすテニスプレーヤー国枝慎吾選手がゲストに来られるとのこと!

    参加も無料だそうですし、夏休みの最初のイベントとして取り組むのもアリだと思うので、お近くの方は是非申し込んでみてはいかがでしょうか。
    応募方法
    下記の「スポGOMI×UNIQLO」公式サイトよりご応募ください。
    - 公式サイト:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/society/youth/school/spogomi/
    - 応募期間:2022年5月19日(木)から順次募集開始。 ※定員に達し次第締め切り。
    - 定員:各回100名(1チーム3名以下)
    ※お子様(推奨年齢5歳以上)から大人までどなたでも参加できます。
    ※12歳以下の場合は、18歳以上の方1名以上がチームメンバーに含まれるようにしてください。
    出典:UNIQLOプレスリリースより


    ■最後に

    今回はスポーツとごみ拾いの融合である『スポGOMI』と世界的ファッションブランド『UNIQLO(ユニクロ)』のコラボについて書きました。

    こういった海洋保全に繋がる取り組みがどんどん広がっているのは嬉しいことですね。

    『スポGOMI』は本当にいろんなところで開催されているみたいなので、また別の記事でも書いてみようと思います。

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、6月8日の『世界海洋デー』で絡めて昨年行われた『サンリオ』の取り組みと、今年『サンリオ』が国連と協同開発したSDGsグッズについてです。

    ■この記事のまとめ
    ・6月8日は国連が定めた『世界海洋デー』。
    ・『サンリオ』は『ハローキティ』等のキャラクターグッズを世界的に販売する日本企業。
    ・実は『サンリオ』は環境保全活動に積極的。
    ・昨年2021年の『世界海洋デー』にはSDGsへ貢献する取り組みとして「ハローキティによる『JAMSTEC』へのインタビュー」をYouTubeで配信。
    ・今年2022年の3月には国連と協同でSDGグッズのデザインにも取り組んでいる。
    ・今後も『サンリオ』のSDGs関連キャンペーンや海洋保全活動に注目していく。



    サンリオが世界海洋デーに実施したキャンペーンの画像
    出典:PRタイムスより


    ■6月8日は世界海洋デー!今年のテーマは「Revitalization (リバイタリゼーション:復活、復興)」

    6月8日は国連が定めた『世界海洋デー』です。

    毎年この日に合わせて、海洋汚染対策や環境保全にまつわる取り組みが、世界中で行われます。

    2022年のテーマは「Revitalization (リバイタリゼーション:復活、復興)」で、もう既にダメージを受けている海の回復に焦点が当たっています。

    昨今の情勢から、Uber Eats(ウーバーイーツ)を始めとした宅配サービスでのプラスチック容器のごみの量が増えていることも、このテーマの背景にあるようです。

    今年に限らず、日本の企業も世界海洋デーには様々な取り組みを行っていますが、今回はその中でも海洋保全に積極的な世界的企業『サンリオ』の取り組みについて書きます。

    ■2021年の世界海洋デーにハローキティのYouTubeチャンネルで『JAMSTEC』へのインタビューを配信

    サンリオは日本のキャラクター産業を代表する世界的企業ですが、実は海洋汚染対策にも積極的です。

    昨年2021年の世界海洋デーにはサンリオの運営するYouTubeチャンネル『HELLO KITTY CHANNEL(ハローキティチャンネル)』で、海洋汚染対策に関連した動画を配信しました。

    動画の内容は、サンリオの代名詞とも言えるキャラクター・ハローキティが海洋科学技術の研究機関「JAMSTEC」にインタビューするというもの。

    海洋保全に関連する知識をかわいい映像で学べるので、子どものみならず大人にもおすすめの動画です。




    ■サンリオは国連と協同デザインしてSDGs関連グッズも販売

    サンリオの海洋保全の取り組みは他にもあり、今年2022年には国連と協同デザインしたSDGs関連グッズも発売しています。

    グッズのラインナップはトートバッグやクリアファイルなどの普段使いやすいグッズばかりで、素材はリサイカブル素材(リサイクル可能な素材)やオーガニックコットン、再生素材(不要なものをリサイクルした素材)を採用するこだわりよう。

    ハローキティは2019年からは国連との共同プロジェクトとして「#HelloGlobalGoals」を実施していることもあり、今後の活動にも注目したいですね。


    ■最後に

    今回は日本のキャラクター産業を代表する企業であるサンリオについて書きました。

    こういった企業が海洋保全関連の教育に力を入れてくれると、子どもと話すネタにもなってありがたいですよね。

    環境保全系の教育に力を入れている企業は他にもけっこうあると思うので、気にしてみようと思います。


    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回取り上げるのはスウェーデンの大学等の研究機関が発表した「プラスチックを分解出来る細菌」についてです。


    ■この記事のまとめ
    ・海洋プラスチック問題の解決は、海洋保全のために不可欠と言われるほど重要視されている。
    ・海洋プラスチック問題の解決のために生分解性プラスチックが注目されているが、逆にプラスチックを分解する細菌の存在がスウェーデンのチャルマース工科大学等の研究として発表された。
    ・この研究では、海洋で1万2千種、土壌では1万8千種にも上る新たな細菌が発見された。
    ・現在は分解の仕組みなどは解明出来ていないため、今後の研究に期待される。


    海洋プラスチック問題を解決する細菌のイメージ画像


    ■海洋プラスチック問題の解決のために有望視される、プラスチックを分解出来る細菌を発見

    このブログでは海洋汚染対策と海洋プラスチック問題の関わりについて繰り返し書いていますし、前回の記事では自然環境で分解されるプラスチック(=生分解性プラスチック)について書きました。

    今回は生分解性プラスチックの考え方とは逆に、現在既に流通し使用されているプラスチックを分解することが出来る細菌が発見されたという話題について書いていきます。

    従来、プラスチックは耐久性に優れるという利点があり、その利点が逆に、ごみとしても海の中で長期間分解されずに残るという欠点になっています。

    にも関わらず、自然界でプラスチックを分解出来る細菌・微生物が発見されたというのは大きなニュースです。


    ■今後は仕組みを解明し、特定のプラスチックを分解出来る細菌を作り出してプラスチックごみ問題の解決へ

    今回取り上げているプラスチックを分解出来る細菌・微生物についての研究は2021年10月にスウェーデンのチャルマース工科大学という大学の研究チームが発表したそうですが、実はプラスチックを分解するバクテリア自体は2016年には発見されていたみたいです。

    しかし今回の研究成果の凄いところは、発見した新たな細菌の種類。
    なんと海洋では1万2千種類、土壌では1万8千種類もの「プラスチックを分解する細菌」を発見したとのこと。

    しかもその細菌のうち60%近くは既存の分類方式では分類出来ない種にあたり、その細菌がプラスチックを分解する方法も、これまでに人間が発見してきた方法ではない可能性が高いというのですから驚きです。

    今後はこの細菌を研究し、特定のプラスチックを分解出来る細菌を作り出す研究に進んでいくようなので、今後の研究成果に期待が高まりますね。

    ■最後に

    今回はプラスチックを分解する細菌・微生物の発見について書きました。

    こういったニュースを見ると、まだまだ世界には人には理解出来ていないことが多くあるんだと思って、年甲斐もなく少しワクワクしました。

    こういった研究は今後もどんどん進んでいくと思うので、また具体的な研究成果が発表されるのを期待したいですね。

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、海洋プラスチック問題の解決策としての生分解性プラスチックへの期待と誤解について取り上げていきます。


    ■この記事のまとめ
    ・海洋プラスチック問題の解決は、海洋保全のために不可欠と言われるほど重要視されている。
    ・海洋プラスチック問題の解決のために注目されているのが、自然環境で分解されるためごみとして残らない生分解性プラスチック。
    ・ただ、全ての生分解性プラスチックがどんな環境下でも速やかに分解されるわけではなく、生分解性プラスチックの種類ごとに分解してくれる微生物も異なる。
    ・素材としての耐久性や、速やかに分解しなくとも緩やかに分解していくことから扱いが難しいのが生分解性プラスチックの特徴だが、使用する際に分解を開始するタイミングを指定できるようにする研究などが進んでおり、今後に期待される。


    海洋プラスチック問題対策として期待される生分解性プラスチック


    ■生分解性プラスチックは海洋プラスチック問題(海洋汚染問題)の解決策として期待されている

    これまでの記事でも書いてきたように、海洋汚染対策は海洋プラスチック問題とは切っても切れないほど強い関連性があります。

    そのため、海洋プラスチック問題の解決のために、様々な解決策が提案されていて、その中でも生分解性プラスチック関連の研究は、かなり期待の大きい分野です。

    生分解性プラスチックとは、つまりは自然環境の中で微生物等によって分解されるプラスチックのこと。
    以前の記事で取り上げた、寒天等を使った緩衝材も、生分解性プラスチックに近い取り組みですね。

    この生分解性プラスチックを活用すれば、プラスチックの欠片が海を長期間漂流することが問題になっている海洋プラスチック問題・マイクロプラスチック問題の解決に繋がると考えられており、大きな注目を集めています。



    ■生分解性プラスチックは万能ではなく、種類ごとに分解される環境や微生物が違う

    生分解性プラスチックを全てのプラスチックと置き換えれば、海洋プラスチック問題は解決する」と誤解されている方も中にはいらっしゃいますが、実はそう簡単な問題ではありません。

    ひとくちに生分解性プラスチックと言っても、速やかに分解されるための環境は種類ごとに様々で、分解されやすい微生物の種類・密度があります

    しかし、プラスチックが使われる環境は、地中・地表・水中・高温・低温・湿地・乾燥地など、あまりにも多種多様です。

    そのため、全てのプラスチックを単一の生分解性プラスチックで置き換えてしまうと、うまく分解されず、結局海洋プラスチック問題の解決にならないケースが出てくると考えられています。

    また生分解性プラスチックは、使用せずに保存している期間にも緩やかに分解されていくケースが多いです。
    そのため長期間の使用に向かないことも課題として挙げられますし、従来のプラスチックと比べると耐久性で劣るとも言われています。





    ■生分解開始スイッチを持つ海洋生分解性プラスチック等、課題を解決する試みが進んでいる

    まだまだ課題の多い生分解性プラスチックですが、その課題の解決のための試みもどんどん行われています。

    例えば2021年に発表された群馬大学、東京大学、東京工業大学、理化学研究所、海洋研究開発機構等が関わる粕谷 健一さんのプロジェクトでは、生分解性プラスチックが分解されるタイミングをコントロールするスイッチ機能を付与した海洋生分解性プラスチックを開発しようと研究しているそうです。

    この研究が実れば、海で分解されずに残ってしまう生分解性プラスチックを減らしたり、長期保存中に勝手に分解されてしまうという生分解性プラスチックの不便さが改善されることに繋がるため、研究成果が期待されますね。




    ■最後に

    まだまだ課題が多いとは言え、生分解性プラスチックは海洋プラスチック問題の解決に大きく貢献することは間違いないと思います。
    今後も様々な機関の研究にも注目して、自分の生活の中でも積極的に生分解性プラスチックの商品を使っていきます。

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、海洋汚染対策・環境汚染対策に取り組む企業として、ヴィーガンレザーの活用を初めとした地球に優しい素材の活用大手アパレルブランド『H&M(エイチアンドエム)』が5月12日に発売した『Innovation Stories(イノベーション・ストーリーズ)』の第5弾『Cherish Waste Story Collection(チェリッシュ・ウェイスト・ストーリー・コレクション)』について取り上げていきます。


    ■この記事のまとめ
    ・『H&M(エイチアンドエム)』はサステナビリティのための取り組みとして『Innovation Stories(イノベーション・ストーリーズ)』というキャンペーンを実施している。
    ・『Innovation Stories(イノベーション・ストーリーズ)』の第5弾『Cherish Waste Story Collection(チェリッシュ・ウェイスト・ストーリー・コレクション)』では植物性素材100%のヴィーガンレザーを使用するなど、素材やデザインを通して自然を大切にすることを訴えかけている。
    ・不要になった場合でも服を捨てるのではなく譲ることを想定し、メッセージを書き込めるラベルを裏地に用意することで、リユースを促している。


    海洋保全のための取り組みとしてのヴィーガンレザーのイメージ画像



    ■『H&M(エイチアンドエム)』が100%植物由来のヴィーガンレザーやリサイクル素材のみでコレクションを展開

    世界を代表するファストファッションブランド『H&M(エイチアンドエム)』は、革新的な素材や技術・製造工程にスポットを当てた『Innovation Stories(イノベーション・ストーリーズ)』というキャンペーンを2021年から展開しています。

    その第5弾である『Cherish Waste Story Collection(チェリッシュ・ウェイスト・ストーリー・コレクション)』では、特に環境保全・海洋保全を考えた素材を採用しているようです。

    コレクション内容としては、植物性の繊維や油等を使うことで石油由来の素材を一切排除したヴィーガンレザー『MIRUM®』や、ごみとして捨てられるはずだった廃棄プラスチックから作った繊維、空気と温室効果ガス内の炭素を海洋微生物を用いて変化させた生分解性プラスチック『AIRCARBON』等、自然に配慮した素材を採用しつつ、目を引くデザインの服が並んでいます。




    ■素材やデザインで環境保全・海洋保全を訴えるだけでなく、リユースを促す仕組みも用意

    そんな『H&M(エイチアンドエム)』のキャンペーン『Cherish Waste Story Collection(チェリッシュ・ウェイスト・ストーリー・コレクション)』で、個人的に良いなと思ったのが、服の裏地に仕込まれたメッセージ用のラベルです。

    洗濯用のタグのようについたこのラベルは、購入した人が服を着なくなっても捨てることなく、誰かに譲ることを促すための仕組みとのこと。

    服をリサイクル素材で作ることも海洋保全には勿論効果的ですが、リユース(再利用)を促すこういった取り組みが、何だか人の繋がりを表現している気がして印象的でした。



    ■最後に

    今回は世界的ファストファッションブランド『H&M(エイチアンドエム)』のキャンペーン『Innovation Stories(イノベーション・ストーリーズ)』第5弾である『Cherish Waste Story Collection(チェリッシュ・ウェイスト・ストーリー・コレクション)』について取り上げました。

    アパレル業界、特にファストファッションの業界は、服を製造する際に多くの水を必要としたり、服の買い替えで資源を多く使うなど、まだまだ環境汚染・海洋汚染への影響が大きい分野です。

    だからこそ、今後もアパレルメーカーの取り組みには、より一層注目していこうと思いますし、個人的にも、自分の服のリサイクルに積極的に取り組んでいきます。

    まずは新品の服だけじゃなく、メルカリやセカンドストリートで中古の服を選択肢に入れるところから始めましょうかね。

    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は日本を代表する大企業である、大手飲料メーカー『サントリー(SUNTORY)』の海洋汚染対策として「ボトルtoボトルの水平リサイクル」での化石由来原料の使用量ゼロを目指す取り組みについて取り上げていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・『サントリー(SUNTORY)』は日本を代表する飲料メーカー。
    ・『サントリー(SUNTORY)』は2005年からは「水と生きる」というテーマを掲げ、2017年には『水理念』として『水循環を知る』『大切に使う』『水源を守る』『地域社会と共に取組む』の4つを掲げており、具体的な活動として、『水の3R(Reduce/Reuse/Recycle)』にも取り組んでいる。
    ・『サントリー(SUNTORY)』が5月9日から開始したのが、「ボトルtoボトルの水平リサイクル」で、これは飲料用ペットボトルのごみを原料としてリサイクルし、飲料用ペットボトルを作るという取り組み。
    ・「ボトルtoボトル」は、人の口に入るものを入れる容器をリサイクル原料で作るという点で安全性を担保するのが課題だったが、2011年に論文として発表した内容を基礎として研究を進めて実現した。
    ・『サントリー(SUNTORY)』では、グループ全体で使用する全てのペットボトルを2030年までにリサイクル原料or植物由来原料に切り替えることで、新たな化石由来原料を使わないことを目指している。


    海洋プラスチック対策・ペットボトルリサイクルのイメージ画像


    ■大手食品企業として『サントリー(SUNTORY)』は水を大事にしている

    『サントリー(SUNTORY)』は言わずと知れた日本を代表する飲料メーカーです。
    実は『サントリー(SUNTORY)』は、自分たちが飲料を作ることもあって水質汚染対策等にかなり積極的で、2005年からは「水と生きる」というテーマを掲げています。

    2017年には『水理念』として『水循環を知る』『大切に使う』『水源を守る』『地域社会と共に取組む』の4つを掲げ、具体的な活動として『水の3R(Reduce/Reuse/Recycle)』にも取り組んでいるエコ意識の高い企業なのです。

    そんな『サントリー(SUNTORY)』が、2022年5月9日から「ボトルtoボトル」の水平リサイクルで化石由来原料の使用量をゼロにしようという取り組みを開始しました。

    ■『サントリー(SUNTORY)』は「ボトルtoボトル」を進めて化石由来原料の使用量ゼロを目指す

    「ボトルtoボトル」の水平リサイクルとは、つまり「ペットボトルのごみを原料としてペットボトルを作る」というリサイクルです。

    従来のペットボトルは、石油等の資源から作り出した化石由来原料を使ったプラスチックが主な素材。

    しかし、化石由来原料は動植物の遺骸が長い時を経て化学変化した化石由来燃料がもとになるので、使用可能な量に限りがあり、採掘には大きなエネルギーが必要です。

    そのため、化石由来原料を植物由来原料やリサイクル原料で代替が出来ないかという試みがいくつも行われてきました。
    『ユニクロ(UNIQLO)』が飲料用ペットボトルのリサイクル原料で作ったフリース等が代表例ですね。

    ただ、食品を入れる容器をリサイクル素材で作ることについては、安全性の面が大きな課題となって、実現が難しいと言われ続けてきた背景があります。

    『サントリー(SUNTORY)』はこの課題に積極的に取り組み、2011年には「ボトルtoボトル」に関する論文を発表。
    この論文を基にして研究を続けたことで、2022年5月9日の「ボトルtoボトル」の水平リサイクル開始に漕ぎつけたのです。

    『サントリー(SUNTORY)』は今後の展望として、2030年までに『サントリー(SUNTORY)』グループで使用する全てのペットボトルをリサイクル原料または植物由来原料100%に切り替えることと、それによる新たな化石由来原料の使用ゼロの実現を描いています。






    プラスチック由来のペットボトル飲料のイメージ画像

    ■最後に

    今後、『サントリー(SUNTORY)』が掲げるように、化石由来原料の使用量をゼロにしてリサイクル原料と植物由来原料のみで容器を供給できるようになれば、海洋プラスチック問題の悪化は大幅に減速出来ると思います。

    国内外問わず、他の食品メーカーも含めて是非実現してほしいですね。

    『サントリー(SUNTORY)』は新しいことにどんどん取り組んでいる企業なので、今後の動きにも注目していきます。




    トップページ海洋保全 海洋汚染対策

    海洋汚染の現状や、海洋保全のための個人や企業の取り組みについて、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回はスウェーデンのIT企業『ドコノミー』が海洋プラスチック問題の対策として取り組んでいる、プラスチックの使用量・CO2の排出量がわかるクレジットカードについて取り上げていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・海洋汚染の大きな要因とされる「海洋プラスチック問題」が深刻化している
    ・企業の海洋汚染対策の取り組み例として、スウェーデンのフィンテック(=IT&金融)企業である『ドコノミー(Doconomy)』の「プラスチックの使用量とCO2の排出量がわかるクレジットカード」が話題。
    ・『ドコノミー(Doconomy)』はテーマとして「人々が気候変動に対する影響を理解し、行動変容を加速するためのツール・エコシステム」を掲げている企業。
    ・認識しづらかった地球へのダメージについての認識を促すことで、消費者が当事者意識を持って環境に配慮した選択・意思決定が出来るようにしていく。
    ・個人としても企業・法人としても、自分たちの選択での地球への影響を認識して、日々の選択を変えることが自然や海を守ることに繋がる。



    海洋プラスチック問題の対策になるIT企業の取り組みイメージ

    ■海洋プラスチック問題に個人・企業・公的機関を問わず、様々な取り組みを行っている

    このブログでメインに取り上げている海洋プラスチック問題とは、海へ流出したプラスチックごみが長期に渡って海に残り続けるというもので、海洋汚染問題について考えるときに避けては通れない問題です。 だからこそ個人・企業・公的機関を問わず海洋プラスチック問題への様々な対策を実施しており、今回紹介するスウェーデンのIT企業(フィンテック企業)『ドコノミー(Doconomy)』の「プラスチック使用量がわかるクレジットカード」もその1つです。



    海洋プラスチック問題対策としてクレカを使う男性



    ■スウェーデンのIT企業『ドコノミー(Doconomy)』の「プラスチック使用量がわかるクレジットカード」で海洋プラスチック問題に当事者意識を持つ

    『ドコノミー(Doconomy)』はスウェーデンのフィンテック(=IT&金融)企業で、「人々が気候変動に対する影響を理解し、行動変容を加速するためのツール・エコシステム」というテーマを掲げています。

    実際に『ドコノミー(Doconomy)』は2018年に創業して以来、『国連気候変動枠組条約(UNFCCC)』と提携して、二酸化炭素排出量がわかるクレジットカードなどの金融サービスを開発してきた実績があります。

    そんな『ドコノミー(Doconomy)』が海洋環境保護団体『パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(Parley for the Oceans)』と長期パートナーシップを組んで発表したのが「プラスチック使用量がわかるクレジットカード」 です。

    このクレジットカードは、利用者が商品を購入した際「どの商品がどれだけのプラスチックを使用しているかを、アプリで把握することが出来るようにする」というもの。

    これを使えば、1人1人が環境への影響を意識して購買行動を行うことが出来るようになりそうですね。

    『パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(Parley for the Oceans)』のシリル・グッチ(Cyrill Gutsch)CEOは「見えない脅威と戦うことは出来ない」と言っており、普段の生活の中ではなかなか考えることが少ない環境汚染対策・海洋汚染対策への認識を高めることが重要です。

    このクレジットカードは日本ではまだ作れなさそうですが、こういったサービスを活用して、日常の中で環境への影響について考えた選択をする人が増えれば、海を守ることに繋がっていきそうですね。


    doconomyが提供するCO2排出量を表示するアプリ画面

    ちなみにこちらの画像は、『ドコノミー(Doconomy)』が提供する「CO2排出量がわかるアプリ」の画面イメージです。プラスチック使用量を表示するほうはイメージ画像が見つかりませんでしたが、おそらくこういった表示形式になるんだと思います。

    日本ではプライム市場(元・東証一部)へ上場している企業に対してカーボンニュートラル(CO2排出量の実質ゼロ化)が実質義務化され、その施策の一環として各企業がCO2排出量を把握する動きも活発です。

    プラスチック使用量についても同じように、より多くの企業が現状を把握して改善していけるように、こういったサービスが広まっていくと良いですね。




    ■最後に

    世界各国の企業がどんどん海洋プラスチック対策・海洋汚染対策に取り組んでおり、この流れは今後も更に加速していくと思います。

    日本もSDGsの意識がどんどん高まっているので、この調子で色々な施策に取り組んでほしいですね。

    ちなみにこのサービスを日本でも受けられるのかは、調べてもわかりませんでした。笑
    もしご存じの方がいたら、コメント等でこっそり教えてください。

    今後は日本企業の取り組みについても積極的に取り上げていきます。


    このページのトップヘ