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海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

今回は、大手IT企業『Lenovo(レノボ)』が取り組む、リモートワークと環境保護・海洋保全のボランティアを組み合わせた取り組み『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』についてです。

■この記事のまとめ
・『Lenovo(レノボ)』はPCを主な商材とする大手IT企業。
・『Lenovo(レノボ)』は『世界で最も持続可能な企業100社』に3年連続で選出されるなど、環境保全のための取り組みに積極的な企業でもある。
・『Lenovo
(レノボ)』は自然保護団体『Island Conservation(アイランドコンサベーション)』と、南米・チリのロビンソン・クルーソー島の地元コミュニティと共に、『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』というプロジェクトを立ち上げた
・『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』では、『Lenovo
(レノボ)』が用意した高速インターネットや設備を使うことで、世界各国の人々がロビンソン・クルーソー島で生活しながらリモートワークを行い、ボランティア活動を並行して行った。
・今後も活動が広まれば、海外ボランティアに対するハードルは大きく下がることが期待される。



ボランティア活動を行ったロビンソン・クルーソー島の風景
出典:トラベルWatchより

■『世界で最も持続可能な企業100社』でもある『Lenovo(レノボ)』が、環境保護のための取り組み『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』を実施

今回取り上げるのは、ThinkPadやYoga等のPCで有名なPCメーカーである『Lenovo(レノボ)』です。

『Lenovo(レノボ)』はリサイクル素材の活用やCO2の削減のための取り組みなどの環境保護活動を継続的に行っていて、『世界で最も持続可能な企業100社』にも3年連続で選ばれています。

そんな『Lenovo(レノボ)』が今回取り組んだのが『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』というプロジェクト。

こちらは自然保護団体『Island Conservation(アイランドコンサベーション)』と、南米・チリのロビンソン・クルーソー島の地元コミュニティと共に立ち上げたプロジェクトで、世界各国から様々な人材を募り、それぞれの得意分野を活かしたボランティア活動をロビンソン・クルーソー島で行いました。

ここまでだとよくあるボランティアキャンペーンですが『Lenovo(レノボ)』はその人材たちに、高速インターネット回線と設備を提供することで、本業をリモートワークでやりながら、空いた時間でボランティア活動を実施できるように手配したのです。




■世界各国の人々がロビンソン・クルーソー島でリモートワークしながらボランティア活動を実施

ロビンソン・クルーソー島は人口900人程度の小さな島で、面積の約97%が自然保護地区に指定されているために新たな開発が難しい、いわゆる「田舎の島」です。

日本で言うと、沖縄の小さな離島とかに近いイメージかもしれませんね。

そんな島に高速インターネット回線の設備を配備して、リモートワークとボランティア活動を行う今回の『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』はかなり画期的。

ちなみに今回『Lenovo(レノボ)』はインターネット回線配備のための拠点として、ダイビングショップ兼カフェだった建物を改装して活用したとのこと。

この通信拠点(テクノロジーハブ)や配備されたインターネット回線等の設備は、ロビンソン・クルーソー島で課題とされている教育問題の解決の手段として、図書館として利用できるようにするそうです。

日本からもフリーランスクリエイターの山口智(やまぐち とも)氏がこのプロジェクトに参加されたようで、詳しい様子はこちらのページでも書いています。




実際に現地でのボランティア活動として、ビニールハウスの設置やハーブの栽培などで貢献されたようで、同じ日本人としてはなんだか嬉しいです。

自分も、まずは出来ることをしようって気になりますね。

■最後に

今回は大手PCメーカーの『Lenovo(レノボ)』が自然保護団体『Island Conservation(アイランドコンサベーション)』と、南米・チリのロビンソン・クルーソー島の地元コミュニティと取り組んだ『Work for Humankind(ワークフォーヒューマンカインド)』というプロジェクトについて書きました。

今後もこういった形で世界各地に高速インターネット回線が配備されれば、働ける場所の選択肢が広がって、更に環境保護の活動のハードルも下がると思いますし、これまで以上に「自然との共存」を色んな形で実現できるかもしれませんね。