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海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

今回は、大手玩具メーカーである『BANDAI バンダイ』が45周年記念と世界環境デーに合わせて導入した、紙製カプセルのガシャポンについて書いていきます。

■この記事のまとめ
・『BANDAI バンダイ』は『バンダイナムコグループ』の企業で、『ガンダム』のプラモデル(通称ガンプラ)等の玩具を手掛けるメーカー。
・『ガシャポン』は『BANDAI バンダイ』が提供するカプセルトイ(いわゆるガチャガチャ)。
・『BANDAI バンダイ』は紙パウダーを使った新素材『MAPKA(マプカ)』を使ったカプセル『マプカプセル』を2022年6月の第4週から導入する。
・『MAPKA(マプカ)』は半分以上の成分が紙のパウダーで出来ているため、プラスチックごみの削減や温室効果ガスの削減に効果的がある。
・『マプカプセル』は、まずはテレビアニメ『アイドリッシュセブン』に関連したグッズのカプセルから導入される。


海洋保全のためにMAPKAを使ったマプカプセルの画像
海洋保全のためにMAPKAを使ったマプカプセルの画像

■大手玩具メーカー『BANDAI バンダイ』の代表的商品『ガシャポン』が45周年

今回取り上げるのは、言わずと知れた玩具メーカー『BANDAI バンダイ』の取り組みについてです。

『バンダイ』の『ガシャポン』はカプセルトイ(ガチャポン、ガチャガチャ)という、小銭を入れてハンドルを回すと玩具が出てくるという形態の商品です。
ちなみに僕の家族はカプセルトイ全部ひっくるめて「ガチャガチャ」って呼んでました笑

ガチャガチャは誰もが一度はやったことがあると思いますし、昨今のソシャゲ(ソーシャルゲーム)での「ガチャ」の由来でもありますよね。

そんなガチャガチャの代表的シリーズ『ガシャポン』ですが、2022年で45周年を迎えました。
その記念キャンペーンの一環として世界環境デーのタイミングで発表されたのが、今回取り上げる「紙を使ったカプセル」の導入です。

■『ガシャポン』のカプセルを紙を使った新素材『MAPKA(マプカ)』へ変えることで海洋保全・温室効果ガス削減へ

従来の『ガシャポン』のカプセルはプラスチックで作られてきましたが、プラスチックは環境汚染の原因となる可能性があるため、使用を控えようという動きが広がっています。

そこで今回『バンダイ』が発表したのが、紙を使った新素材『MAPKA(マプカ)』を使った『マプカプセル』です。

『MAPKA』は組成の51%が紙で構成されているにも関わらず、従来のプラスチック製品の製造過程を変えずに導入できるのが特徴とのこと。

少ない労力でプラスチックごみを削減でき、温室効果ガスも30%削減できるため、「プラスチックに代わる新素材」として注目を集めています。

以前の記事で紹介した『LIMEX』もそうですが、こういった新しい素材で新しい取り組みが広がるのは、なんだかワクワクしてきます笑

『MAPKA』の特許を持っているのは『株式会社環境経営総合研究所』という企業だそうなので、今後も要注目ですね。

ちなみに『マプカプセル』が導入される最初の『ガシャポン』は、人気のテレビアニメ『アイドリッシュセブン』の関連グッズとのことなので、もし購入された方がいたら「これがそうなのか!」って思ってもらえたらと思います笑




■最後に

今回は『バンダイ』の取り組む環境保全・海洋保全施策として、『ガシャポン』のカプセルをプラスチック素材から紙を使った『MAPKA』の『マプカプセル』に置き換える施策を取り上げました。

『MAPKA』のような新素材がどんどん研究されて発展してきているのが嬉しいですし、この調子で更に凄い素材が開発されて海が綺麗になるのが楽しみですね!

今後も情報収集して発信していきます。