トップページ海洋保全 海洋汚染対策

海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

今回は、エポスカードの丸井グループやアメリカン・エキスプレス、イオン銀行などが取り組んでいる、再生プラスチックでのクレジットカード・ICカード作りについてです。

■この記事のまとめ
・クレジットカードやICカードを再生プラスチックで作る取り組みが広まっている
・日本では特に、エポスカードを発行する丸井グループが、再生プラスチックの活用により、CO2の削減や持続可能な社会の実現を目指している
・丸井グループの再生プラスチック製カードの製造には大日本印刷や凸版印刷が協力した
・他にもアメリカン・エキスプレスやイオン銀行など、国内外の様々な企業がクレジットカードやICカードを再生プラスチックで作る取り組みを進めている





■『エポスカード』の丸井グループと大日本印刷と凸版印刷が、再生プラスチックでのクレジットカードを日本で初めて製造

再生プラスチックの利用は、業界を問わず色々な形で進められています。
その一つの流れとして、丸井グループと大日本印刷と凸版印刷は日本で初めて再生プラスチックを使ったクレジットカードを製造しました。

丸井グループのクレジットカードである『エポスカード』を再生プラスチックで作ることで、温室効果ガスであるCO2の排出量を5年間で最大90トンも削減出来る試算が出ています。


インタビュー記事を見る限りでは、かなり短期間で推し進めた企画だったようですね。
これからは更にSDGsへの注目も高まると思いますし、海洋保全の観点からもこういう取り組みは大歓迎です。

大日本印刷と凸版印刷が再生プラスチックを使うノウハウを持ったことで、他の色々な印刷物についても再生プラスチック化が進むかもしれません。

今後も注目して、新しいニュースがあれば取り上げていきます。




■アメリカン・エキスプレスやイオン銀行など、国内外で様々な企業がICカードの再生プラスチック化に取り組む

『エポスカード』以外にも、再生プラスチックを利用したクレジットカード・ICカードの製造は国内外で広まっています。

世界的に先駆けとなったのは、アメリカン・エキスプレスが『Parley for the Oceans』とコラボして製造したクレジットカード。

計画が発表されたのが2018年と、他の企業と比べてかなり早い段階で進めていたようですね。

『adidas』『MoMA Design Store』とのコラボも取り上げましたが、『Parley for the Oceans』は本当に色んな企業とコラボしていて、今後もこのブログで取り上げることが多そうです。

日本では他にもイオン銀行が、2022年5月から発行するICカードへの再生プラスチックの利用を表明しています。
日本の銀行としては初めての取り組みですが、これがきっかけで銀行業界にも再生プラスチックの利用が広まると良いですよね。






■最後に

今回は、エポスカードの丸井グループや大日本印刷、アメリカン・エキスプレス、イオン銀行などが取り組む再生プラスチックを利用したクレジットカード・ICカードついて調べました。

年度が変わる際などにはカードを更新する機会も増えると思うので、更新時に選べる場合には再生プラスチック製カードにしてみようと思います。