トップページ海洋保全 海洋汚染対策

海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録を兼ねて発信していく本ブログ。

今回は、海洋保全に取り組む企業について書いていきます。

取り上げる企業は、『食べれるうつわ』で使い捨てプラスチックごみの削減に貢献している『木村アルミ箔株式会社』です。


■この記事のまとめ
・木村アルミ箔は創業130年のアルミ箔メーカー
・社訓である「よそとちゃうことせなあかん」を合言葉に、時代に合わせて商品開発
・平成20年から『食べれるうつわ』を発売
・海洋汚染の原因となる使い捨てプラスチックごみの削減に繋がると話題


nori-cup-image2

「よそとちゃうことせなあかん」を合言葉に商品開発を行う『木村アルミ箔』



今回取り上げる企業は『木村アルミ箔株式会社』です。

『木村アルミ箔』は1930年に『木村商店』として創業し、当時は食品包装用の銀紙などを取り扱う日本で初めての「銀紙屋」として知られていました。

戦後は『木村アルミ箔株式会社』として再出発し、自社でもアルミやフィルムを材料とした商品の製造を開始。

お弁当のおかずが混ざらないように小分けにする小さなカップなどを主力として販売しています。

会社ホームページの一番上に書かれた社訓「よそとちゃうことせなあかん」という考えを重視して、時代の流れに沿った商品開発を行っている企業です。


『食べれるうつわ』がプラスチックごみ削減に繋がると注目



そんな『木村アルミ箔』が大きな注目を集める理由が『食べれるうつわ』という商品です。

『食べれるうつわ』はその名の通り、お弁当の小分け用カップを海苔昆布かつおなどで作ることで、カップまで全てを食べられるようにしようという商品です。

海洋汚染の原因として重要視される使い捨てプラスチックごみは、こういった食品包装資材が大きな割合を占め、その対策として様々な取り組みがなされています。

しかし『食べれるうつわ』なら、そのまま器を食べてしまうことで、ごみ自体を減らすことが出来、海洋保全に繋がるということで注目を集めています。

まだまだ耐久性などは改善の余地があるとのことですが、今後の技術開発に期待したいですね。

最後に

今回は海洋保全に取り組む企業として、『食べれるうつわ』で使い捨てプラごみの削減に貢献している『木村アルミ箔株式会社』について書きました。


次回は同じく海洋保全に貢献する企業として『株式会社丸繁製菓』について書いていきます。