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海洋保全 海洋汚染対策
海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。
僕たちの生活の中で、様々なモノを作るのに使われているプラスチック。
安価・手軽かつ耐久性もある素材として、生活用品から建物、自動車などの乗り物にまで幅広く使われてきました。
海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。
今回から、海洋汚染の原因について書いていきます。
1回目は『マイクロプラスチック』についてです。
■この記事のまとめ
・安価で使いやすいプラスチックで作られた製品が溢れている
・プラスチックは使い捨てされるケースも多い
・プラスチックゴミの多くが海へ流出している
・何十年も自然に還らないプラスチックのゴミが海洋を汚染している
・プラスチックゴミのうち、5mm以下のものをマイクロプラスチックと呼ぶ
・マイクロプラスチックは小さくなっても数百年に渡って海に残り続ける

プラスチックは、その耐久性故に長期間残り続けて海を汚染する
僕たちの生活の中で、様々なモノを作るのに使われているプラスチック。安価・手軽かつ耐久性もある素材として、生活用品から建物、自動車などの乗り物にまで幅広く使われてきました。
そして手軽な分、使い捨てされることも多いのがプラスチックゴミの特徴です。
そういったプラスチックゴミは、河川を通じて海へ流出するケースが多くを占めます。
その結果、海に存在するプラスチックゴミは既に1億5千万トンに及び、更に毎年ジェット機5万台相当の量(800万トン)が海へ流出しているとのこと。
プラスチックゴミは長期に渡って自然に還らず、30年前のハンバーグの包装容器が、ほとんどそのまま見つかったケースもあるようです。
水流や海岸との接触等で5mm以下に砕かれたゴミがマイクロプラスチック 小さくとも数百年残る
プラスチックゴミは海を漂う中で、水流や海岸との接触、紫外線等の影響を受けて小さな欠片になります。そういったプラスチックゴミのうち、5mm以下のものをマイクロプラスチックと呼んで区別しています。
プラスチック製品を製造するときに使う原料である「レジンペレット(ペレット)」のように、元の大きさが小さいプラスチックがゴミとして海へ流出する場合もマイクロプラスチックに含むそうです。
小さくなっても自然へ還らず、数百年以上残り続けると言われるマイクロプラスチックは、生物に取り込まれて大きな影響を与えると言われ、大きな問題となっています。
最後に
今回はマイクロプラスチックとは何か、なぜ問題なのかについて書きました。
仕事でプラスチックを使った製造現場に立ち会うこともあるため、ペレットなどが海へ流出したケースは個人的にかなりイメージしやすかったです。
次回はプラスチックゴミとマイクロプラスチックが与える悪影響について、実例を踏まえて書いていきます。
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