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海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

今回も、海洋保全に取り組む企業について書いていきます。

取り上げるのは、世界的スポーツ用品メーカー『adidas(アディダス)』です。

■この記事のまとめ
・『adidas(アディダス)』は海洋プラスチック問題に注力している
・実際に、廃プラスチックをリサイクルして開発した商品も多い
・プロジェクトとして、世界最高峰のサッカーチームである『レアル・マドリード』と『バイエルン・ミュンヘン』のユニフォームをリサイクルプラスチックで製造

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出典: CPD FOOTBALL より

■自然環境への影響を重要視した商品開発を行う世界的スポーツ用品メーカー『adidas(アディダス)』


『adidas(アディダス)』といえば、言わずと知れた超有名スポーツ用品メーカーですが、実は自然環境の保護にも積極的で、特に海洋プラスチック問題に注力しているそうです。

その一例が、再生プラスチックを使った製品開発です。

『adidas(アディダス)』は、前回の記事でも取り上げた『Parley for the Oceans(パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ)』という海洋保全活動を行う団体の設立メンバーで、協業して再生プラスチックを使った商品開発を行っています。

実際に『adidas(アディダス)』のオンラインストアの商品ページでも、リサイクル素材を使った商品の豊富さを垣間見ることが出来るでしょう。




■世界トップチーム 『レアル』と『バイエルン』のユニフォームを再生プラスチックで

『adidas(アディダス)』は自然環境保護を訴えかけるキャンペーンにも積極的です。

その一例が、サッカーチーム『レアル・マドリード』と『バイエルン・ミュンヘン』のユニフォームを再生プラスチックで製造して試合を行ったキャンペーンです。

世界中の様々なスポーツでプロチームのユニフォームを製造している『adidas(アディダス)』だからこそ出来るキャンペーンですね。

その呼びかけに応え、両チームのメインスポンサーである『Fly Emirates』と『T-mobile』は、自社のロゴが通常時のユニフォームと比べて薄く印刷されてしまうことも了承したとのこと。

世界規模で懐の深さを見せる形になった両企業にとっては、1試合でロゴが薄くなることに比べても、自社の社会定期評価が大きく上がる機会になったかも知れません。

そんなWin-Winな形で環境保護に取組む『adidas(アディダス)』に、今後も注目していきます。

最後に

今回は、海洋保全に取り組む企業として『adidas(アディダス)』の再生プラスチックを使った商品開発は、サッカーチームと協力したキャンペーンについて書きました。


次回は大手化粧品メーカー『花王』のプラスチックごみ削減施策について書いていきます。