海洋保全や海洋汚染の現状・対策についての備忘録

自分の勉強と備忘録を兼ねて、海洋汚染・海洋汚染に関してのブログを始めることにした、関西圏で暮らす32歳です。 プラスチック製品メーカー様をお客様にしていて、海外とのやり取りをしているため、英語が得意です。 自分の関わるプラスチックの業界が海洋汚染に大きく影響していることを知って、更には自分の大好きな海鮮や日本酒にも影響があるらしいと聞いてブログを立ち上げました。 基本的に海洋保全や海洋汚染の現状、対策、企業や個人の活動について調べて書いていきます。

    海洋保全や海洋汚染の現状について学び、対策についても勉強するブログです。プラスチックごみがもたらす影響などの話題が多いかも。

    2022年08月

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回は、FIFAのサッカーワールドカップを通じて取り組む、カタールの脱プラスチックでの環境汚染対策について書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・2022年のサッカーW杯は、11/21(月)から12/18(日)までの間、カタールで開催される。
    ・カタールはペルシャ湾に面してアラビア半島にある国。
    ・カタールではW杯に絡めて脱プラスチックと環境保全に向けた取り組みとして、『ワン・タイド』プログラムのワークショップが行われた。
    ・『ワン・タイド』プログラムは、プラスチック廃棄物の防止を呼びかけるキャンペーン。
    ・カタールW杯の決勝が行われる『ルサイル・スタジアム』の建設にも持続可能な建築手法が用いられるなど、環境への配慮が見られる。



    環境保全に取り組むカタールW杯のイメージ

    ■30年前の『ドーハの悲劇』の記憶が根深い国・カタールでW杯が開催される

    サッカーファンお待ちかねのワールドカップがいよいよ2022年11月28日(日)から12月18日(日)にかけて開催されます。

    グループリーグの組み合わせは既に決定していて、日本が配置されたグループはW杯優勝候補のドイツとスペインがいる超激戦区であることも話題になりました。

    カタールは首都・ドーハでサッカー日本代表がアジア最終予選で敗北したことでW杯出場を逃した『ドーハの悲劇』が起きた国でもあるので、正直ネガティブな要素も多いと思います。

    ただ、そんな厳しい環境の中でも、そのイメージを払しょくするくらいの結果を期待して応援したいですね。

    ■カタールW杯では脱プラのためのワークショップや持続可能な建築方式のスタジアムなど環境保護にも注力

    そんなW杯に合わせて、カタールでは環境保護活動にも注力しています。

    例えば6月には環境の日(世界環境デー)に合わせて脱プラスチックのためのワークショップが開催されました。
    このワークショップはプラスチック廃棄物を減らすためのキャンペーンである「ワン・タイド」(One Tide)プログラムの一環として行われ、プラスチックごみを減らすための具体的な方策やツールが地元の団体に共有されました。

    具体的な内容としては、「ミーティングや会議・フェスティバルなどのイベントをこれまで以上に環境に優しいものにするためにはどうしたら良いか」という戦略が共有されたり、今は身の回りのあらゆるものに使われているプラスチックの使用量を減らす方法についての議論などを行ったそうです。


    他にもカタールでは、W杯の最終戦が行われるルサイル・スタジアムの建設に持続可能な建築手法を採用し
    ・スタジアム周辺の植物の水やりに再利用水を使用
    ・節水型の水栓や水漏れ検出システムを導入
    ・スタジアムの空調の利用量を減らすために日陰を確保
    ・アリーナの屋根の素材としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を採用することで暖かい風からスタジアムを守り、ほこりを寄せ付けず、ピッチ育成に十分な日光を取り入れられるようにして持続的に利用しやすい設計

    などの工夫を凝らして環境保護に取り組んでいます。

    実際にスタジアムの工事現場では、従来と比べて40%の節水を実現したそうなので、既に一部では環境保護に向けての効果が出ているとも言えるでしょう。

    ■最後に

    今回は2022年FIFAワールドカップカタール大会での環境保全の取り組みについて書きました。

    持続的にスポーツを盛り上げるためにも、世界中の注目を集めるイベントの場でこういった取り組みをするのは影響力が強そうですよね。

    他のスポーツの大会でも色々な取り組みをやっていると思うので、そういったところにも注目しながらスポーツ観戦を楽しんでいこうと思います!

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    海洋汚染の現状や、海洋保全のための施策について、自分の勉強と備忘録も兼ねて発信していく本ブログ。

    今回はアップサイクルブランドである『TRUE BLUE』が取り組む、利益を全て海洋保全活動へ還元する=BTO(100% Back To the Ocean)のワインについて書いていきます。

    ■この記事のまとめ
    ・『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』は、「海から始まる世界平和」をテーマに、特定非営利活動法人オンザロードが運営するワールド・ドリーム・スクールが立ち上げたアップサイクルブランド。
    ・ブランドの立ち上げに伴い、利益を全て海洋保全活動へ還元する=BTO(100% Back To the Ocean バックトゥジオーシャン)の、「飲めば飲むほど海が綺麗になる」ワインの販売を開始。
    ・『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』は2022年10月16日までの間、クラウドファンディングで初期費用や運営費の一部を募る。

    海洋保全に利益を全額使うBTOワインのイメージ

    ■「海から始まる世界平和」がテーマのアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』が海洋プラスチックごみをアートや雑貨に生まれ変わらせる

    今回紹介するのは、「海から始まる世界平和」がテーマのアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』の海洋保全の取り組みについてです。

    『TRUE BLUE』では沖縄・古宇利島に2022年10月に拠点となる工房をオープンし、海で回収した海洋プラスチックごみを素材にしたアート作品や生活雑貨等を制作・販売していくとのこと。



    海洋プラスチックごみを使ったアートをの製作体験のワークショップも実施予定で、子どもから大人までが誰でも気軽に楽しめるイベントや旅行なども企画していくそうなので、沖縄に行く際の体験型アクティビティの選択肢の1つとして魅力的になりそうです。

    海洋プラスチックごみを使った具体的な商品としてはアクセサリー、ランプ、サーフィングッズ、おもちゃなどが購入可能らしいので、沖縄に行き慣れた方の目新しいお土産の選択肢としても良いかもしれませんね。

    そんなアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』ですが、今回特に紹介したい取り組みが、ブランド立ち上げに合わせて発売されたBTOワインについてです。

    ■飲めば飲むほど海が綺麗になるワインとしてBTOのワインを発売

    BTOとは『100% Back To the Ocean(バックトゥジオーシャン)』の略で、利益を全額海洋保全活動に還元するという意味とのこと。

    つまり「飲めば飲むほど海が綺麗になる」ワインということです。
    ワインを飲めば海が綺麗になるって、酒好きにはなんて素敵なフレーズ…笑

    『TRUE BLUE』のBTOワインは、まずはクラウドファンディングのリターンとして販売が開始されています。

    支援した資金の具体的な使い道としては先ほども話に出てきた沖縄の工房の設置費用や、ビーチクリーン活動、海洋プラスチックごみからレゴのようなおもちゃを作る活動、クロアチアでの現地NPOと協同での工房の設置費用などがあるとのこと。

    『TRUE BLUE』では今後もBTOコーヒー、BTOチョコレート、BTO 海苔、BTOビーチグッズなどの発売も検討しているそうなので、展開していくのが楽しみですね。



    ■最後に

    今回は「海から始まる世界平和」がテーマのアップサイクルブランド『TRUE BLUE(トゥルーブルー)』の、「飲めば飲むほど海が綺麗になる」BTOワインについて紹介しました。

    キャッチーなフレーズで人を惹きつけながら、環境保全・海洋保全に繋げている面白い取り組みですよね。
    クラウドファンディングでは、1万円以上の支援でBTOワインをもらえるみたいなので、支援も兼ねて買ってみるために、まずは家族と相談してみようと思います笑

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